2008年12月14日

名古屋出張も近鉄特急で? 近鉄姫路乗り入れ交渉開始へ

新型近鉄特急22600系

かねてから意向を示していた近鉄姫路乗り入れですが、3ヵ月後に迫った阪神なんば線開業後、交渉を開始します。

山陽電鉄乗り入れに意欲=特急サービス見直しも-小林近鉄社長(時事ドットコム)
近畿日本鉄道の小林哲也社長は11日の記者会見で来春の阪神なんば線開業で始まる阪神電気鉄道と直通運転に絡み「最終目標は山陽電気鉄道を介して姫路から奈良伊勢志摩を一本のレールで結ぶことだ」と述べ、将来的には現在阪神電鉄に乗り入れている山陽電鉄の区間でも直通運転を行う意向を示した。
また、産経関西では姫路-名古屋間の直通特急の構想について触れられています。

線路は続くよ姫路までも〜 近鉄、名古屋から直通特急運行へ(産経関西)
近鉄ではJRの東海道新幹線より約35%割安な料金を売り物に大阪・難波−名古屋間の特急を運行しており、姫路−名古屋間についても同レベルの低価格を打ち出すとみられる。
現在姫路から名古屋までは新幹線で8780円。これが5700円程度になれば片道3000円浮くことになるので、行きは新幹線でも、帰りは近鉄を使い、浮いた差額でてっちりでも食べたほうがいいやというビジネスマンも出てくるでしょう。
というか、経理担当に「本当に新幹線で行く必要があるのか?」と常に問われるようになるでしょう。

また値段だけでなく、姫路-高砂-明石と続く、日本有数の播磨臨海工業地帯と、東芝パナソニック電工など多数の事業所がある四日市や、ホンダのある鈴鹿市などとを直結するビジネス路線として、むしろ新幹線よりも便利になる効果もあるでしょう。この路線の強化は、沈滞傾向の日本経済を再活性化するためにも重要です。

近鉄の小林社長、頑張ってください。

参考
実用性にも注目。姫路と近鉄の直通列車(372log@姫路)
3社が基本合意。再来年にも姫路-賢島に直通特急(372log@姫路)
新幹線並みに豪華新な新型特急 来春から近鉄が導入(asahi.com) - 新幹線への対抗意識が見え隠れ。現在は姫路市内の山陽電鉄線のトンネルを通れない車両があるみたいですが、今後の車両は念のため全部通れるように設計しておいて欲しいですね。
播磨をまとめて政令都市に!はりまフォーラム(372log@姫路) - 播磨臨海地域は、製造品出荷額等5兆4千億円を誇る(ブログより)

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Posted by miki at 00:00Comments(4)鉄道