2008年12月11日

必要な部分から稼動。IPSアルファ姫路

ソニー

5年前に起きたソニーショックの再来ですね。

ソニー、1万6000人削減 世界でリストラ、正社員8000人含む(NIKKEI NET)
ソニーは9日、全世界で1万6000人以上の人員削減や生産拠点の統廃合などを柱とするエレクトロニクス(電機)部門のリストラ計画を発表した。人員削減には約8000人の正社員を含み、生産拠点は5、6カ所減らす。設備投資の圧縮と合わせ、年間1000億円を上回るコスト削減を狙う。世界的な景気後退や円高で同社の業績は急速に悪化している。大規模リストラで収益構造の抜本的な見直しに取り組む。
キヤノンなどが派遣切りで話題になっていますが、正社員も大規模削減という話になると、派遣云々ではなくなります。
上半期に過去最高の中間決算を記録したパナソニックは、大丈夫なのでしょうか。
事実、IPSアルファの現工場でも今月と来月、生産調整を行っています。

ソニー:デジタル家電の世界需要低迷…大規模人員削減(毎日jp)
液晶テレビでは、パナソニックが子会社の「IPSアルファテクノロジ」(千葉県茂原市)での液晶テレビ用のパネルの生産を12月から09年1月まで当初計画比1割減らす。
姫路にも影響が・・

薄型テレビを顔に成長戦略描くパナソニック(Ascii.jp)
2009年度の稼働を予定している尼崎第5工場、2009年1月稼働予定のIPSアルファの姫路工場については、どちらも一気に稼働させるのではなく、第1期から第3期にわけて段階的に稼働させ、しかも、第1期の内容を計画通りにすべて遂行するのではなく、必要な部分から稼働させるという方針へと姿勢を転向した。
経過次第では内部的に発表していた、当初計画に比べて少ない台数規模で生産を開始することにもありうる。
姫路工場の稼動は2009年1月ではなくて2010年1月だと思いますが、それにしても微妙な表現になってきました。

ただ、市場の状況が芳しくなくても、パナソニックが薄型テレビに力を入れ続けるには理由があります。以下は前掲Ascii.jpの記事より。
ビエラリンクによって、薄型テレビにあらゆる機器が接続され、ひとつのリモコンで、これらの機器の操作ができるようになれば、ビエラに連動したリンク製品のセット販売や追加購入が増加する。「薄型テレビ×n」の方程式による販売増加が見込まれるわけだ。こうした連動商品の創出は、今後、戦略的に取り組んでいくことになる。
ネット化が進む家庭電化製品の司令塔の役割に当たるのがテレビ。単体で儲かるかどうかよりも、ともかく何としても自社のテレビを置いて欲しい。そうすれば、それ以外の家電が売りやすくなります。

パナソニックは、ソニーのようなAV専業や、三菱日立などの重電機メーカーと異なり、家電屋さん。一般住宅が丸ごと主戦場なのです。だから必ずしもテレビ単体で儲けなくてもいいが、かといって、テレビは何が何でも落とすわけにはいかないというわけです。

参考
SED特許訴訟が決着。事業化への障害なし(372log@姫路) - 派遣切りの話題。
2度あることは3度ある? パナ姫路工場、稼動延期も(372log@姫路)
将来は姫路勤務も? 松下が有機EL開発の正社員募集(372log@姫路) ← ソニーから転職とか・・。関西もいいですよ。
ソニー、北米の液晶テレビ工場を閉鎖へ 560人解雇(asahi.com)
社説2 ソニー大型リストラの衝撃(NIKKEI NET) - 日本の他の大手電機メーカーにとってもソニーの苦境は人ごとではない。「選択と集中」や業界再編、新興市場の開拓などを急がなければ、今の円高と世界経済の失速という逆風は乗り切れないだろう。(記事より)

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Posted by miki at 00:00Comments(0)企業