2013年06月13日

シスメックスが加古川に新工場。姫路も拡張し生産能力3倍に

プレスリリース(シスメックス)

検体検査機器のシスメックスが、生産能力を3倍に増強します。

グローバルな需要拡大に向けて新たに機器生産工場を設立(シスメックス)
2012年12月に取得した建設用地(兵庫県加古川市)に新工場を設立します。同時に、シスメックスRAおよびシスメックスメディカの工場を拡張し、このたび設立する新工場、現在の加古川工場とあわせた、国内4拠点体制にて製品の安定供給を進めていきます。
新工場の設立、国内関係会社2工場の拡張にあわせて、グループ機器生産拠点間での生産品目の再編と生産プロセスの最適化を行うことで、生産効率を向上させ、シスメックスグループ全体での検体検査機器の生産能力を、現在の約3倍に増強します。
新工場に39億円、姫路の工場(シスメックスメディカ)に5億円の投資を行うようです。

ところで、検体検査って何?

検査室で(シスメックス)
赤血球や白血球の数や種類、大きさを測定・分析することにより、さらに精密な検査が必要かどうかを判断する血球計数検査を中心に、検体検査領域(※)でシスメックスの製品が活躍しています。
※検体検査領域とは、血液や尿、細胞などを採取して調べる検査のこと。
シスメックスの製品は、医者が治療に使う薬や器具じゃなくて、人間から採取した血液や尿などの検体を検査する機器がメイン。

だから使うのも、病院だけではありません。

実は検査専門の施設で(シスメックス)
全国の病院やクリニック、健康診断で採取された血液や尿などは、検査を専門に行う検査センターという施設に運ばれて検査されることもあります。
1日に数万人分の検査を行うこともあるほど大規模な検査センターでは、検査する検体を自動で運ぶ搬送システムや大型の検査機器が使われています。
採取された血液や尿は、検査専門のセンターで集中処理されることもあるようです。

40歳を超えると、健康診断を毎年、中には数回受ける人もいるかもしれません。
私なんて、いたって健康ですが、毎年のように健康診断を受けています。
近年は高齢化社会で、40歳以上の人が毎年のように増えています。ということは、健康診断市場(?)もとてつもなく拡大している気がします。
なんせ、病気でもないのに(受ける人は)毎年のように受けるのですから・・。

健康診断って、結果が出るのに1ヶ月ほどかかりますが、もしかしたらどこかの検査センターでシスメックスの機器の御世話になっているかもしれません。

中国や韓国の新興国も急激な高齢化が進んでいます。健康診断市場はなかなか魅力的ですね。

参考
シスメックス、兵庫に基幹工場 検査機器生産3倍に(日本経済新聞)
社会を支える数える技術(372log@姫路) - 血液の中の血球は、通常同じぐらいの数なのですが、病気の兆候があると増えたり減ったりします。そこで、健康診断などにも使われます。ところが、血球の数をどうやって数えるかというと、以前は顕微鏡を見ながら人間が数えていたそうです。健康診断は病気になった人だけでなく、健康な人も毎年大量に行うわけですから、想像するだけで大変な「労働」だと思いませんか?そこでシスメックスは、この数える作業を自動化しました。(ブログより)

← 1日1回クリックして頂けるとRankが上がります  

Posted by miki at 00:00Comments(0)企業