2009年03月25日

X線自由電子レーザー施設来月初公開。SPring-8

SPring-8施設公開

毎年1回、SPring-8播磨佐用町)では施設の一般公開が行われていて、誰でも中を見学できます。今年は来月26日に公開され、X線自由電子レーザー施設も初公開されます。

以下は昨年参加されたかたの記事です。

放射光施設Spring8見学(eurlog4)
Spring8は、簡単にいえば、電子銃から電子を打ちだして、それを長い加速器を通してエネルギーを高め、X線やγ線を得ることができる施設だ。加速器のながさ、蓄積リングの長さが世界一。世界最高級の放射光がとれるらしい。
(中略)
このように、Spring8は年に1回このように内部の実験設備などを見てまわって、技官や研究員の方々がレクチャーしてくれるチャンスがある。放射線を扱う施設と聞くと少し尻込みしてしまうが、電子を加速させて放射光を作っているので放射性物質が存在するわけではない。見学の日は施設が稼働停止している。
参加は自由ですが、加速器見学ツアーに参加する場合は今月30日から始まる予約が必要です。(小学生は4年以上、保護者同伴)

今年はプロトタイプ機の運転が開始されたX線自由電子レーザー施設が初めて公開されます。楽しみですね。
なお、SPring-8は播磨自動車道播磨新宮ICを降りてすぐです。ETC搭載車なら鹿児島からでも1000円で来れるかも。(ガソリン代別)

P.S.
理化学研究所 播磨研究所は研究員、テクニカルスタッフを募集しています。全国の皆さん、播磨で働きましょう!

参考
科学界期待の星。播磨に新しい顕微鏡を建設中(372log@姫路)
X線自由電子レーザー利用科学の近未来展望(東京大学 山内研究室) - 播磨の地に自由電子レーザーが建設され、プロトタイプ機の運転が開始されたことは、短波長領域における高輝度光源の開発とその学術研究への応用という観点において極めて画期的なことである。理化学研究所播磨研究所の方々が日々努力された成果が結実したものであり、Nature Photonics 誌に掲載された論文は、理研のコンパクトSASE光源が持つ可能性を、理研が持つ独自の技術の高さとともに、世界中に印象付けることになった。(記事より)

← 1日1回クリックして頂けるとRankが上がります


同じカテゴリー(科学)の記事
 ビルの屋上で風力発電 (2019-02-15 20:47)
 世界最大級の研究所が播磨にあった (2018-10-21 00:00)
 「知の播磨」で、ノーベル賞目指す寺西信一氏 (2017-12-11 23:02)
 「本に書いてあることを信用しない」 イグノーベル賞 東山教授 (2017-09-09 14:54)
 日本人初、エリザベス女王工学賞受賞 (2017-02-13 22:03)
 立派な土俵か、人が気づかない土俵か (2016-10-12 00:00)

Posted by miki at 00:00│Comments(0)科学
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。