2011年05月02日

スプリングエイトに「さくら」咲く

SACLA研究棟内部(播磨佐用町

わが国の国家基幹技術である、X線自由電子レーザー施設(愛称 SACLA:さくら)を見学してきました。

SACLAは、播磨・佐用町にあるSPring-8 に隣接して建設され、現在は研究利用を可能にするため、ビーム調整が行われています。
日本ではここしかありませんし、世界でもアメリカとドイツにしか建設されていません。

先月作成されたパンフレットには、
1 高性能を維持しながら他と比べてコンパクト(700m)
2 SPring-8 と同時利用が可能
など日本の施設の特徴が(必死に?)謳われています。
これも事業仕分けの成果でしょうか?

レーザー光は波の山谷が綺麗に揃った扱いやすさがありますが、放射光ほど波長が短くありませんでした。(波長が短いと小さいものまで見ることができる。)
X線自由電子レーザーは、波長が短いレーザー光という、これまでになかった特徴があります。

SACLA光源棟

難しいことは抜きにしても、SPring-8敷地内に700mの直線に配したSACLAの図々しい様は圧巻です。

参考
SPring-8 施設公開へ(ひろーき・ザ・ひろーき)
X線自由電子レーザー完成 愛称は「SACLA」(SankeiBiz)
X線自由電子レーザー利用推進戦略会議(第1回) 議事要旨(文部科学省)
X線自由電子レーザー:新しい光をつくる国家基幹技術(YouTube)
エネルギー問題を一挙に解決? 光合成の構造解析(372log@姫路)
現在の科学を根本から変革。X線自由電子レーザーほぼ完成(372log@姫路)


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Posted by miki at 00:00│Comments(0)科学
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