2009年01月10日
パナ姫路工場投資を2割削減も、攻めの販売姿勢
新しくなったJR姫路駅中央口
姫路駅北側の出入り口が大幅に変更になったため、久しぶりに姫路駅を利用してビックリしたという声を聞きます。
ところで、薄型テレビ市場の縮小で、パナソニックは姫路の液晶新工場(IPSアルファテクノロジ姫路)への投資を2割削減します。
パナソニック、設備投資1350億円の削減も--2009年度経営方針を発表(CNET)
パナソニック、投資額を大幅削減 兵庫の薄型パネル工場(47NEWS)
開始時点の生産規模は当初予定の半分で、「本格量産」の時期は少し遅らせるとのこと。「前年度比5割」という強気の販売戦略で、世界不況から一転、姫路製薄型テレビが世界中を席巻するというサクセスストーリーになったとき、東芝やシャープの工場が頓挫した姫路の苦い過去の歴史は、姫路だけでなく世界中に勇気を与えることになるでしょう。
もしアメリカが復活したら復活のシンボルは「オバマ」、日本が復活したら「姫路」といきたいところです。
実は不況でも(むしろ不況だからこそ)今後テレビが売れるんじゃないかと見る人もいます。旅行や外食を控え、自宅でテレビを見ながら「ウチごもり」で「プチ贅沢」というのがトレンドとして存在するからです。
冬商戦は“ウチごもり” 高級おせち完売、ケーキ倍増(琉球新報)
世帯普及率にカウントされていても、世帯内にあるテレビが全て地デジに移行しているわけでもないでしょうから、国内だけを考えても今のままでは2年後かなりのテレビが映らなくなります。
ソニーがアメリカでの販売を落として苦しんでいますが、来月に完全移行を完了するアメリカよりも、未だ普及が進んでいない未開拓の日本国内にこそ地デジ対応テレビをどんどん販売する必要があります。
どうせ定額給付金を配布するなら、景気刺激策として地デジ完全移行を1年前倒しにし、「これを機会にテレビを買ってください」。高くて買えないという人には、「申し訳ないけど定額給付金でアダプタを買ってください」と言えばいいんじゃないでしょうか。別に家電業界の関係者でも、回し者でもないんですが(笑)
参考
パナソニック 投資額1350億円削減 尼崎、姫路の新工場(神戸新聞) - 本格的な量産開始時期については、大坪社長は「計画より、少し遅らせる」と説明した。(記事より)
2009年度 経営方針(要旨)(パナソニック・プレスリリース)
必要な部分から稼動。IPSアルファ姫路(372log@姫路)
2度あることは3度ある? パナ姫路工場、稼動延期も(372log@姫路)
ソニー、北米の液晶テレビ工場を閉鎖へ 560人解雇(asahi.com) - 不況もあるけど、米国の地デジ完全移行で特需が一巡したのもあるんじゃないでしょうか。
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姫路駅北側の出入り口が大幅に変更になったため、久しぶりに姫路駅を利用してビックリしたという声を聞きます。
ところで、薄型テレビ市場の縮小で、パナソニックは姫路の液晶新工場(IPSアルファテクノロジ姫路)への投資を2割削減します。
パナソニック、設備投資1350億円の削減も--2009年度経営方針を発表(CNET)
プラズマディスプレイパネル製造を手がける国内第5工場(尼崎)へ対し、2012年までの投資額を2800億円から2100億円に、液晶用のIPSαパネルを製造するIPSアルファ姫路工場へは同3000億円から2350億円に圧縮されるという。ただし、稼動開始時期は変更せず、市場シェア拡大を目指す攻めの姿勢は変えていないようです。
パナソニック、投資額を大幅削減 兵庫の薄型パネル工場(47NEWS)
一方で2009年度の薄型テレビの販売目標については「業界以上の成長を目指す」として、アジアなど成長市場を中心に前年度比約50%増の1550万台と強気の見通しを示した。東芝姫路工場(播磨・太子町)のSEDや、堺に持っていかれて話が消えてしまったシャープの液晶工場のように、「稼動しない」という事態は避けられそうです。
開始時点の生産規模は当初予定の半分で、「本格量産」の時期は少し遅らせるとのこと。「前年度比5割」という強気の販売戦略で、世界不況から一転、姫路製薄型テレビが世界中を席巻するというサクセスストーリーになったとき、東芝やシャープの工場が頓挫した姫路の苦い過去の歴史は、姫路だけでなく世界中に勇気を与えることになるでしょう。
もしアメリカが復活したら復活のシンボルは「オバマ」、日本が復活したら「姫路」といきたいところです。
実は不況でも(むしろ不況だからこそ)今後テレビが売れるんじゃないかと見る人もいます。旅行や外食を控え、自宅でテレビを見ながら「ウチごもり」で「プチ贅沢」というのがトレンドとして存在するからです。
冬商戦は“ウチごもり” 高級おせち完売、ケーキ倍増(琉球新報)
家電店で大型液晶テレビをチェックする玉那覇康高さん(82)=那覇市=は「今は34型のテレビだが、いずれ65型の大画面で映画を見たい。今年は夫婦の海外旅行を取りやめ、テレビで世界一周旅行の気分を味わう」と語った。「不景気でも買いたい家電」の1位は薄型テレビ(AV Watch)
「景気が悪くなった場合に真っ先に我慢するもの」については「外食」が最も多い48.1%。続いて「海外旅行」(46.8%)、ブランド衣料品の購入(46.8%)が続いている。まして、2年後には地デジ完全移行が控えているのに、世帯普及率は47%しかありません。(参考)
(中略)
一方で「景気が悪くなっても買いたい家電」のトップは「薄型テレビ」(38.4%)。
世帯普及率にカウントされていても、世帯内にあるテレビが全て地デジに移行しているわけでもないでしょうから、国内だけを考えても今のままでは2年後かなりのテレビが映らなくなります。
ソニーがアメリカでの販売を落として苦しんでいますが、来月に完全移行を完了するアメリカよりも、未だ普及が進んでいない未開拓の日本国内にこそ地デジ対応テレビをどんどん販売する必要があります。
どうせ定額給付金を配布するなら、景気刺激策として地デジ完全移行を1年前倒しにし、「これを機会にテレビを買ってください」。高くて買えないという人には、「申し訳ないけど定額給付金でアダプタを買ってください」と言えばいいんじゃないでしょうか。別に家電業界の関係者でも、回し者でもないんですが(笑)
参考
パナソニック 投資額1350億円削減 尼崎、姫路の新工場(神戸新聞) - 本格的な量産開始時期については、大坪社長は「計画より、少し遅らせる」と説明した。(記事より)
2009年度 経営方針(要旨)(パナソニック・プレスリリース)
必要な部分から稼動。IPSアルファ姫路(372log@姫路)
2度あることは3度ある? パナ姫路工場、稼動延期も(372log@姫路)
ソニー、北米の液晶テレビ工場を閉鎖へ 560人解雇(asahi.com) - 不況もあるけど、米国の地デジ完全移行で特需が一巡したのもあるんじゃないでしょうか。
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Posted by miki at 00:00│Comments(0)
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