2019年04月15日

姫路の寺田さんが島根県でパン屋を開業した結果



姫路のイタリアレストランで働いていた寺田さんという人が、島根県でパン屋を始めました。
その理由は・・

島根県に邑南町(おおなんちょう)という人口1万人の町があります。ここで地産地消レストランを企画した寺本英仁さんという役場の人がいて、「耕すシェフ」という研修制度を始めました。
都会に住んでいて農業や食に関心のある人に、邑南町で3年間学んでもらおうという制度。テレビで紹介されていたのを見て、姫路の寺田さんも応募、邑南町にやってきました。

実践起業塾という講義も開催し、役場としてもなんとかこの町で起業してくれる人が出てくれないかと考えていた時、空き家を使ってパン屋を出して欲しいという要望が、ある地区(人口900人)の住民からあがりました。
「耕すシェフ」の研修生に声をかけたところ、パン屋の経験があった姫路出身の寺田さんに声がかかります。

素晴らしいのは、役場の担当者寺本英仁さんはもちろん、この地区の住民が協力的で、開業のための出資も集まったこと。
(シェフでオーナの寺田さんは自己資金のない「0円起業」で済んだ。)
開業当初は口コミで住民が宣伝もしてくれたおかげで行列ができます。(初日は午前中でパンが売り切れてしまった)

この地区のかたは、よほどパンが食べたかったのでしょうか? パン屋なんて兵庫県(神戸や姫路)ではそこら中にあって当たり前。
行列の中には、おっちゃんおばちゃんもいる。地区全体が寺田さんのパン屋を応援しています。

邑南町は県外からも訪れる「A級グルメの街」を志向しています。

都心に出せない「A級グルメ」 “わざわざ行きたくなる”戦略とは(Yahoo! ニュース)
「生産量も限られていて、町外に出るとすぐなくなってしまうんですけれども、なるべく地域のものを使って、良いものをいい状態でお客様の口に運ばれるものを作っている」
(中略)
人口が減り続ける町を活気づけようと、“B級”ではなく“A級グルメ”で勝負を挑んだ邑南町。取り組みを始めて7年、いまでは食を目当てに県外からも多くの人が訪れるようになりました。
生産量が限られていて、都会の人は口にできないというのは、姫路の農産物、海産物でも聞く話です。
「本当に美味しいものを知っていて、鮮度のよいものを食べているのは地方の人たち」です。
だから地元に来ないと食べられないのですが、邑南町ではいくら素材が一流でも、それだけではもったいないので、全国有数の一流シェフを呼んできて調理や指導をしてもらうことにこだわっています。

邑南町の高齢化率は40%と高いのに、ここ数年、転入人口が転出人口より増え始めたそうです。

参考
ピンチをチャンスに。「過疎」から「課題解決先進地」へ(372log@姫路)
最先端・島根(372log@姫路)
移住希望地ランキングで急上昇した県(372log@姫路)

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