2018年07月13日

廃城令でも、姫路城が取り壊されなかった理由

姫路城姫路市本町

国宝・世界遺産姫路城。屈指の名城と言われますが、明治を迎えるまで日本各地に名城はありました。姫路城もその一つに過ぎません。

西欧化の流れが押し寄せる中、伝統的な日本文化は遅れたものとして忌避の対象となります。
政府から廃城令が出され、陸軍が使えそうな城を除いて、ほとんど取り壊されました。
姫路城は存続しましたが、放置されました。解体費用が捻出できなかったとの説もあります。その後、修理を経て国宝、世界遺産に登録されます。

グローバル社会になり、日本にしかないものを求めて訪日外国人が押し寄せる時代。ある調査では、人気の観光名所で全国10位になっています。
「なぜあの時姫路城を壊さなかったんだ」という人は、現在ほとんどいないでしょう。

目先のことだけ見たり、世の風潮に惑わされることが如何に危険かを表しています。

参考
外国人に人気の日本の観光スポット。10位姫路城(372log@姫路)

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Posted by miki at 00:00│Comments(0)文化
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