2009年07月11日

アイデア連発で不況知らず。姫路の会社

コアテックシステム(姫路市)

私はかれこれ30年近くという(ただ長いだけの)運転歴なのですが、そんなに運転がうまいわけではありません。運転のうまい人は、運転に表現力があると感じています。
例えば、車線を譲ってもらったときにはタイミングよくハザードランプを2回点滅させたり、クラクションも相手が嫌がらないような鳴らし方を心得ています。
夜間であれば、住民の迷惑になるクラクションだけでなく、パッシングの使い方も上手です。クルマを運転しているときは、口や表情ではなく、クルマについている装置を手足のように使って、周囲のドライバーと意思疎通する必要があります。

ところで、姫路の服部さんという人が、夜にシャッター付きの車庫の前で、リモコンを探すはめになりました。暗いものだから、シャッターを開けるためのリモコンが車内のどこにあるか分からない。

そんな困った経験から、「パッシングでシャッターが開かないか?」と考えて、作ってしまいました。

パッシングシャッターキット(コアテックシステム)
車両のパッシングで電動シャッターの開・閉・停を可能にするキットを発売!
・電動シャッターのリモコンは便利ですが、車内からリモコン操作する場合、リモコンを探すのが面倒で、後続車がいるとあせります。
こちらのキットを付ければ、車のパッシングで電動シャッターの開・閉・停を操作出来ます。
他の車がパッシングしても開いてしまうんじゃないかと思ったのですが、事前にID登録したクルマしか開かないそうです。

服部さんの経営するコアテックシステムは、アイデアがたくさんあるので不況知らず。無借金経営なんだそうです。

アイデア商品の連発で不況知らず(Forbes)
アイデア商品を廉価に販売して「不況知らず」という中小企業が関西にある。兵庫県姫路市にあるコアテックシステムがそれだ。
(中略)
08年は19件ものアイデア商品を新規に売り出した。
今朝の毎日新聞を見ていたら、また新製品をつくっちゃったみたいです。

擬似エンジン音 お好みで ハイブリッド車用 音発生装置開発(毎日新聞)
ハイブリッド車や電気自動車の走行音が静かで歩行者がクルマの接近に気付きにくい問題を解決しようと、兵庫県姫路市の車載電装品メーカー「コアテックシステム」が、擬似エンジン音を出す装置「ソニックボイス」を開発した。今月中旬に発売する。
(中略)
ハイブリッド車の静音制を巡っては、視覚障害のある歩行者への危険性もあるとして、国が対策を急いでいる。
価格が1万円程度とのことなので、「BMW製エンジン風」とか、違う意味で楽しむ輩が出てきそうな気がしますが、ぜひセンスの良い擬似エンジン音にとどめて欲しいですね。

← 1日1回クリックして頂けるとRankが上がります


同じカテゴリー(企業)の記事
 パナソニック姫路、液晶生産を終了 (2019-11-21 19:34)
 回転をやめたら課題が解決し、売上2割アップ (2019-10-05 12:49)
 かんぽ生命に限らず (2019-08-08 21:57)
 中播磨、西播磨で就職を考える人のサイト (2019-07-10 21:59)
 姫路の寺田さんが島根県でパン屋を開業した結果 (2019-04-15 01:21)
 すぐ涼しい!特許技術搭載の携帯型ドライミスト「ミストポット」 (2019-04-06 00:00)

Posted by miki at 08:45│Comments(0)企業
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。