2008年09月22日

火を使うと脳が活性化する?



以前にブログで、正月明けに行う「とんど」について、「最近は、オール電化までいかなくても火を使うことが減ってしまったので、火に接する貴重な時間だなぁと感じました。」と書いてましたが、オール電化で電力会社に攻勢をかけられているガス会社は、火を使うことが脳を活性化するのではないかという仮説を立て、検証実験を始めます。

子供の脳「火育」で活性化 大ガス、東北大と実験(NIKKEI NET)
大阪ガスは火を使う体験が子どもの脳を活性化するという「火育(ひいく)」の効果を検証する実験を東北大学と共同で始める。七輪で火をおこして調理するなどの料理講習会を20日から2カ月間にわたり実施。講習の前後に脳機能を調べる検査をする。
電力会社が火を使わないIHクッキングヒーターなどオール電化で攻勢を強める中、大阪ガスは火に接することが脳に良い影響を与える結果が出ることを期待している。
ガス会社にとって「いい結果」が出ればいいですね。でも、一般に、便利なものは脳に悪く、不便なものは脳にいいということは言えるかも。電卓より筆算で計算した方が脳にいいのは当たり前です。
環境面から考えると、燃焼排気が必須となるガスを使うと、別途、電気で換気扇を回す必要があるので、余計なエネルギーがかかります。どちらかが脳にいいという結論が出たとしても、だからといって、家庭の調理に電気とガスのどちらを採用すべきかとは関係ない気がします。

なお、建築基準法では換気設備の義務対象ではないものの、実際にはIHクッキングヒーターも、水蒸気や臭いを排気するため、換気が必要なことがほとんどでしょう。

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Posted by miki at 00:00Comments(2)子ども