2015年03月30日

「米田まけん堂」からの脱却

ヤマトヤシキ姫路店(姫路市二階町

老舗百貨店の経営者が創業家から交代します。

ヤマトヤシキ 事業再生ADR成立 債務免除など合意(神戸新聞NEXT)
4月にも、事業再生を担う投資ファンド「マイルストーンターンアラウンドマネジメント」(東京、MTM)を引受先とする第三者割当増資を行い、MTMが経営に参画。創業家の米田徳夫会長(71)と米田譲社長(39)は経営責任を取って退任する。
姫路の老舗百貨店・ヤマトヤシキの前身は洋品雑貨店「米田まけん堂」。値札をつけた定価販売は1906年(明治39年)当時、姫路では珍しかったのですね。

ヤマトヤシキ(wikipedia)
開店当初から陳列式の店舗で正札制と返品制を採っており、規模や品揃えこそ違うものの百貨店と同一の形式で営業していた。
屋号のまけん堂は正札制を表したもので、キャッチコピーの「ねぎっちゃいけねえ まけん堂」やネクタイや帽子などの輸入雑貨の並ぶショーケースが並んだハイカラな店舗が人気を集め、同じ二階町の一角の御幸通りへ移転拡張して二階町商店街ではトップの売上を誇るようになった。
その後、百貨店としては珍名の「やまとやしき」→「ヤマトヤシキ」と屋号を変えても、米田さんちのお店だったわけですが、同時に姫路市民・播磨住民に愛されてきたお店でした。

経営者は変わっても珍屋号を残すところを見ると、このブランドが地元で無視できないほど価値を持つと判断されているのでしょう。
出資企業は、200店舗から4店舗までテナントを減らし、廃墟モールとして有名になったショッピングセンター・ピエリ守山の再建に関わった企業。
姫路店の大規模改装を含め、今後に大いに期待します。
米田家のみなさん、これまでありがとうございました。

参考
正札(コトバンク) - 掛値なしの正当な価格を表示する札。1673年(延宝1),現在の三越百貨店の前身である越後屋は,江戸で〈現銀掛値なし〉の新しい商法を打ち出して成功をおさめた。(記事より)
粘る地方都市・姫路。ヤマトヤシキを大幅改装し再建(372log@姫路)
世にも不思議な名前の百貨店(372log@姫路)

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