2013年05月26日

世界一革新的な都市・クリチバ市の失敗

11月15日通りブラジル・クリチバ市

「世界一革新的な都市」として表彰され、人口180万人のクリチバ市は、姫路市の姉妹都市(日本で唯一)。

国際姉妹都市ブラジル・クリチバ市長 姫路市を訪問(神戸新聞)
兵庫県姫路市の国際姉妹都市、ブラジル・クリチバ市のグスタヴォ・ボナト・フルエチ市長が24日、姫路市役所を訪れ、石見利勝市長と面会した。
(中略)
石見市長は「クリチバの都市計画はとても素晴らしく、バス網などを参考にしたい」と述べた。
欧州の街でも経験することですが、クリチバも1980年代に、均一料金で一度払うだけで市内のどこにでもバスで自由に行けるようになりました。
姫路でもNicopaカードを使えば乗り継ぎ割引がありますが、クリチバのほうが進んでいます。

首都ブラジリアが行った自動車中心の都市政策を失敗と見たクリチバは、1970年代に市内中心部のメインストリートを歩行者専用道路にしました。
当時の市長の独断でした。

これは結果的に商店主らにも好評で、11月15日通りはクリチバ最大の繁華街を形成し、今日に至っています。

そんな都市計画の先進都市にも失敗はあるようです。

24時間通り(Wikipedia)
24時間通り(Rua 24 horas)は長さおよそ120mの通りに24時間営業の飲食店など、34の店が軒を連ねる商店街の一種。その機能を象徴するかのごとく、通りの両端には「24時間時計」が据え付けられている。
(中略)
この通りは、当時の市長ジャイメ・レルネルが日本を訪れた際、夜でも賑やかな神戸の三宮の繁華街を見て感心したことをきっかけに発案・建設された。
しかしながら試みは失敗に終わり、現在、商店街は閉鎖されて24時間時計のみが残っている。
失敗が無ければ成功もないわけで、クリチバとて、何もかも完璧なわけではありません。

姫路モノレールの橋脚と並んで、クリチバの24時間時計こそ、都市計画の遺産とすべきでしょう(?)

参考
地元・兵庫に、連接バスが走り出す(372log@姫路)
LRTを気軽に実現?広まるかBRT(372log@姫路)
世界一革新的な、姫路の姉妹都市(372log@姫路)
旧姫路モノレール大将軍駅&橋脚群 を巡るツアー(372log@姫路)

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Posted by miki at 00:00│Comments(0)政治
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