2010年05月22日

過去最高に沸く関西空港。空港が「非航空」で稼ぐ

関西国際空港

関空が過去最高を記録しました。

関空メルマガ VOL.102(2010/5/20)より
18日、関西国際空港は2010年4月期の運営概況(速報)を発表しました。
特筆すべきは外国からのお客様の数。1994年の開港以来、最高の364,260人/月を記録しました!
日本のお客様の数が484,870人/月でしたので、
おおよその比率は 日本のお客様:外国のお客様=3:2。
ちなみに1994年度の比率は 日本のお客様:外国のお客様=4:1でした。
開港以来最高の外国人利用者数というのは、国際空港にとって大変おめでたいできごとです。

背景には急増するアジア旅行客の増加がありますが、関空に与える効果は絶大です。
さらに、こうした外国客に対して「非航空」の収入が発生しています。

関空みやげ、思わぬ人気商品とは… 群がる中国人旅行客(SankeiBiz)
昨年末から今年3月にかけてリニューアルされた関西国際空港の国際線出国エリアの土産店で、中国人観光客を中心に炊飯器が飛ぶように売れている。
「関空」業績、苦心の浮上 11年3月期、経常益9割増予想 (日本経済新聞)
関西国際空港会社の業績が着実に回復している。19日、赤字予想だった2010年3月期の経常損益が9億円の黒字になったと発表。今期は9割の経常増益を予想する。貨物便増加や格安航空会社就航が底上げする中、収益の柱は免税店での物販など「非航空系」にシフト。
(中略)
福島社長はこの日の記者会見で「非航空系収入を伸ばしたい思いが強い」と意気込んだ。
3月に出国エリアの商業施設「エアサイドアベニュー」が新装開業。直営免税店を拡充する中で、7月には中国人向け観光ビザ(査証)の発行要件が大幅緩和される。発行対象が従来の10倍規模に広がり、空港内でも電気炊飯器や粉ミルクなど、中国人に人気のある日本製品の売り上げ拡大に期待が高まる。
こうした「非航空」で稼ぐというのは、世界的には珍しくありません。

空港のマーケティング戦略~顧客を呼ぶ空港づくりとは~(山崎さやか)
空港を「通過点」ではなく「滞在型」の一大アミューズメント施設として作り変えた海外の成功例は、多くある。その中でも、シンガポールチャンギ空港アムステルダムスキポール空港イギリスロンドンヒースロー空港は、特に人気も高い。
(中略)
そして、さらにこれら3つの空港は、全て非航空系収入が空港の収入のほとんどを占めている。たとえば、ヒースロー空港は、民営化以前では5割程度であった非航空系収入が現在は約7割を占めている。さらに、非航空系収入に支えられて着陸料も低水準にある。
空港は、着陸料で稼ぐんじゃなくて、その周辺でこそ稼ぐべきなのです。

【事業仕分け】空港駐車場経営「委託廃止」、塩事業「資産は国庫返納」(MSN産経ニュース)
巨額の黒字を計上し、「天下りの受け皿」と指摘された「空港環境整備協会」(国土交通省所管)が全国18空港で行う駐車場経営について「国が引き取り、委託廃止も含め抜本的に見直す」と判定した。
空港周辺には稼ぐネタがいっぱいあるので、見えないところはクリアにし、関空はじめ全国の空港資源を最大限活用して欲しいですね。

参考
本体と関連施設一体化で空港の徹底活用(372log@姫路)
空港ビルの8割が黒字(372log@姫路)
3空港はインフラとして保有すべき(372log@姫路) - 空港に絡む事業が、果たして効率的に運営されているのか、空港整備に関わる事業費の使い方に無駄はないのか。限られた予算を有効に使い、今まで以上に空港を整備し、また空港アクセスを改善する必要があります。航空インフラは、今後益々重要になると思います。(ブログより)

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