2008年08月19日
未来に引き継ぎたい姫路の風景

姫路市が景観保護に力を入れています。
風情ある町並みに外観改修 姫路・野里(神戸新聞)
姫路市は町家の外観を改修し、風情ある町並みを取り戻す社会実験を始めた。野里地区にある実際の町家をモデルに、モルタル壁を漆喰(しっくい)に塗り替えるなど改修工事に十八日から取り組む。姫路城の周りや野里地区だけでなく、姫路には古くからの村落と新興住宅が同居していて、村落には古い農家が多くあります。土壁とか焼き板の壁の家が多くあり、播磨地方ならではの木造家屋も多くあります。
城下町にふさわしい町並みを整備し、観光振興や地域活性化を目指す市の「ひめじ城下町再生プラン」の一環。
日本一立派な屋台神輿や世界一の木造建築であるお城を造って来た技術がその辺にぎっしり詰まっているような気がしないでもありません。
いま一度、近所の風景を見直してみて、気になることがあったら姫路市に知らせてあげましょう。
未来へ引き継ぎたい景観を募集(姫路市・景観遺産)
募集対象お散歩PhotoAlbumというサイトに、姫路など播磨の家の壁の写真が掲載されています。(下記はサイトより引用)
夏に見ることができる「未来へ引き継ぎたい景観」の写真を募集します。
ここでの「景観」とは、建物や祭りそのものではなく、それらが山や海・町並みなど地域の風景と一体となったものを指し、地域の特色ある景観を広く募集します。
姫路市内の、誰でも立ち入ることができる場所から眺められる景観に限ります。
板を隙間なく張る羽目板張りの塀。縦長に板を張る縦羽目は、播州一円でよく見られます。私は焼板にすると、湿気を吸ったり吐いたりして調湿効果があり、家が長持ちするのかなぁと思ってました。こういう家は、プレハブメーカーの住宅と違って、なんか重厚な感じがするんですよね。姫路城のイメージとも合いますし。
この塀は、表面を焼いて炭化させた焼板を張ってあります。さわると手が汚れるのに、なぜわざわざ表面を焼くのかずっと不思議でしたが、すでにある程度焼けてるので、火事のとき焼ける部分がいくらかでも少なくてすむから、という話を聞きました(真偽は確かめてませんが)。
参考
町家お色直し(ふれあいスタジオ79.3)

Posted by miki at 01:09│Comments(0)
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