2019年05月23日

その地方の中心都市ではない

神戸市役所

昨年1月に、今夏には神戸市の人口が川崎市に抜かれるだろうと書きました。

続く神戸市の人口減少。自然減が顕著(372log@姫路)
1年で3470人減少した神戸市と、13780人増加した川崎市は、(このままいけば)来夏には人口が逆転します。
やや前倒し気味でその通りになりました。

理由を一言でいうと、(川崎市のように)首都圏になく、「その地方の中心都市ではない」から。

神戸市の人口、なぜ川崎市に抜かれた? 政令市7位に転落の理由(神戸新聞NEXT)
神戸市の人口が今月1日時点で川崎市を下回り、政令市7位に転落した。
(中略)
「その地方の中心都市ではない」という構造も影を落とす。中部なら名古屋、九州なら福岡。そして関西は大阪
大阪市は首都圏ではありませんが、人口増加しています。

首都圏や、高松市仙台市のような「その地方の中心都市」にしか住んでいないと、姫路市や神戸市のように、人口減少が加速化する住民の実感は沸きません。

姫路市長にも、ぜひこの感覚をわかって欲しい。姫路市でも長年にわたって人口増加や横ばいが当たり前の時代が続きました。
しかし、人口減少が加速化する時代を迎えていて、この傾向はこの先も続いていくことを前提としなければなりません。
これは、神戸市も同じです。

姫路市も神戸市も、高松市や仙台市、首都圏の各都市とは異なる地域なんだということが、大前提です。
世界が別なんです。

まずそこを前提にしないと、議論がかみ合いません。

参考
四国4県人口 45年に26%減少 減少ペース 緩和傾向も 厚労省推計(日本経済新聞) - 45年と15年の人口を比べると、高松市が1割減にとどまるほか、瀬戸大橋周辺の自治体の減少率は小さい。(記事より)

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Posted by miki at 02:28│Comments(0)社会
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