2016年09月14日

筆記試験撤廃。面接とグループ討論で公務員を採用

京都市役所

従来公務員の採用は、筆記試験合格者に対して面接をするという形式でした。

職員採用「人間力」求む…筆記やめ、面接や討論(YOMIURI ONLINE)
「知識よりも人間性や適性に重点を置き、優秀な人材を逃すことなく確保したい」という切迫した事情を背景に、面接重視に改めるケースが相次ぐ。
京都市は一般事務職の採用で、筆記試験を撤廃して志願者全員と面接。グループ討論で決める方式に変えました。
これなら、採りたいと思う人材に、知識偏重の学力でふるいにかけられる前に出会うことができます。

福知山市は、面接と試験の順序を逆に。
いずれも面接重視、人物重視ということに変わりありません。

民間企業は太古の昔から面接重視ですが、人手不足と自治体間の人材獲得競争激化で、公務員の入り口も変わっています。

京都市のように筆記試験を廃止までしなくてもいいんじゃないかと思う人もいるでしょう。
でも、京都市は、民間企業が好むような人を欲しいんじゃないでしょうか。
民間企業でも自治体でも、活躍できればいい。だけど、公務員試験用の勉強をするために就職活動が阻害されるなら、民間企業の中から活躍できる場を探せばいいと考える人もいます。
(就職活動は、活動そのものが、それほど貴重なものだと個人的には思っています。)

自治体だって、そんな人材をみすみす逃さなくてもいいんじゃないか。(極端に言えば)公務員試験程度の知識なら、入れてから教育してもいい。
そんな感じではないかと思います。

今や私立小学校お受験、公立高校の特色選抜・推薦入試から、公務員の就職まで、面接花盛りですね。

参考
すでに変わりつつある大学入試(372log@姫路)
推薦、特色選抜、多部制・・。多様化する高校入試(372log@姫路)
私立小学校・京阪神の事情と姫路の事情(372log@姫路)

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Posted by miki at 00:00│Comments(0)社会
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