2014年08月06日

姫路市だからできること

ヘルシンキの街角

姫路の未来は如何に・・

中高生が市長に施策提言 姫路でまちづくりミーティング(神戸新聞NEXT)
「もっと観光客に分かりやすい案内表示を」「姫路駅周辺に高齢者に優しい路面電車の導入しては」などと意見を発表。
中高生の中に、「姫路市内から自家用車をなくそう」と言った生徒はいたでしょうか?

2025年、ヘルシンキは「自家用車が走らない都市」になる:都市計画(WIRED.jp)
フィンランドの首都では、都市の環境から自家用車をなくすことを目的にした都市交通システムが計画されている。
(中略)
2年前から、ヘルシンキ地域輸送局は、「Kutsuplus」という名前のミニバスシステムを立ち上げた。予約のできる、一種の呼び出し型のバスだ。
ヘルシンキの公共交通は、ヘルシンキ地域輸送局が統括しています。だから、観光客であれ市民であれ、切符を買えば市内の主要な公共交通機関はすべて乗り降り自由。(60分、または24時間)
自分の行きたいところにトラムが走っていればトラムを選択するし、バスでも地下鉄でもどんどん乗り継いで利用できます。

姫路には山陽電車JR神姫バスが走っていますが、これらを統括する機関がないので、ヘルシンキのようにはいきません。
かつて市営バスと神姫バスの共通区間では共通回数券が売られていましたが、そうした組織を超えた取り組みが必要になります。

「路面電車を敷設する」といったハード対応も時には必要でしょうが、むしろ今ある資源を活かす知恵が求められます。

北欧は小国で日本とは事情が違うという人がいますが、ヘルシンキの人口は姫路市と同程度。
日本の政令都市にはできないことでも、姫路市規模ならできる気がします。

トラムのベビーカー優先エリアが広いのは流石

参考
ヘルシンキ市・公共交通 - ヘルシンキの公共交通機関は路線バス、ヘルシンキ・トラム、ヘルシンキ地下鉄、ヘルシンキ近郊列車、フェリーなどで構成されている。これらの公共公共交通機関は2010年に発足したヘルシンキ地域交通局(英語版)により統括されている。(記事より)
ヘルシンキ市内の移動・交通手段(All About)
「ベビーカー利用者には運賃無料」のフィンランド(WEB RONZA) - ヘルシンキ近郊を走る公共交通機関――電車、地下鉄、バス、トラム(路面電車)では、0~6歳までの子どもを乗せたベビーカーや車椅子の利用者は、子どもともども運賃が無料だ。(記事より)
公共交通を民間に任せ切った国は日本だけ(372log@姫路)
公共交通先進国イタリア。後進国ニッポン(372log@姫路)

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Posted by miki at 01:43│Comments(0)交通
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