2012年06月29日

試練の夏。計画停電、買取法実施で電気料金値上。



地元の小学校では、午前中の計画停電の実施予告があった場合、翌日の学校給食が中止される模様です。
停電により調理機器等が使用できないためとか。
給食が中止されると午前中で下校になります。

一方、固定価格買い取り制度が明後日から実施されるのに伴い、電力料金が値上げになります。

電力買い取り制度で料金値上がり 燃料調整費上昇と二重苦(福井新聞)
再生可能エネルギーの普及を促す「固定価格買い取り制度」が7月1日始まるのに伴い、買い取り費用が8月分の電気料金から転嫁される。電気料金は、燃料価格の変動に合わせた「燃料調整費」も上昇基調にあり、企業や家庭には重くのしかかる。今後、再生可能エネルギーの導入拡大や原発停止の長期化が進めば、一層の値上げ観測が浮上しそうだ。
買取法で先行するドイツでは、電気料金が高騰し、今年2月に買取価格を下げることを決めました。

太陽光発電、買い取り価格引き下げへ ドイツ議会が合意(朝日新聞デジタル)
ドイツでは再生可能(自然)エネルギーによる電気を20年間、有利な固定価格で買い取る制度により太陽光発電の普及が進んだ。だが、ここ数年は新たな設置が政府想定の2~3倍になった。買い取り費用は電気料金に上乗せされて消費者が負担するため、政府は2月に引き下げを決めた。
「電力会社は電力を買い取る義務が生じる」というと電力会社に厳しい法律のように聞こえますが、電力会社は利用料金に転嫁するのですから、「電気の利用者に負担の義務が生じる」のと変わりません。

ドイツの電気料金が(主要国で)世界一になったように、この調子で行けば、日本の電気料金がドイツを抜いて世界一になる日も、そう遠くない気がします。

破格の買い取り価格を見直すタイミングを、逃さないことが重要です。

参考
自然エネ買取、急速な普及で負担増も?(TBS NEWSi) - 「42円なんていう買取価格が続いていったら、電気代がばかみたいに上がってしまう」(産業技術総合研究所 櫻井啓一郎 博士)固定価格買取制度では、電力会社が買い取る予算は、結局、電気料金に上乗せされるため、買取量が増えれば増えた分だけ、利用者の負担も大きくなるのです。(記事より)
美樹工業のメガソーラー完成。来月売電開始(372log@姫路) - 日本はドイツの2倍の金額です。これは発電事業者にとってはインパクトが大きいでしょう。(表示は税抜き価格)一方で、発電事業者が殺到すれば日本の電気料金が高騰し、ドイツを抜いて再び世界一に返り咲く可能性もあります。 今後、買い取り価格の変更タイミングを間違えないことが重要ですね。(ブログより)

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Posted by miki at 00:04│Comments(0)社会
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