2010年06月23日

極悪救急体制の東京

トラファルガー広場ロンドン

東京の救急体制が極悪という話。

ロンドンと東京(航空の現代)
東京都内の救急患者が119番の電話をしてから病院に収容され、医師の治療が始まるまで、大変な時間がかかる。平成19年中の実績は47.2分であった。これは全国最悪の数字で、全国平均は33.4分である。
(中略)
先進諸国の標準的な医療開始時間が8分という目標であることからすれば、日本の救急体制は治療開始までに4~6倍の時間がかかっており、手遅れというも愚か、お話にならない。
大都会のロンドンでも通行止めにして街中にヘリが降ります。ロンドンのトラファルガー広場にも月に2回ほど着陸するとか。
一方、東京の都会では、全くドクターヘリが降りない。(離島のみ)

これでは、離島や田舎の方が安心ということになります。

参考
姫路・広畑に救命救急センター、2012年度開設(372log@姫路)
医者に出会うまでの時間(372log@姫路)

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Posted by miki at 00:00│Comments(2)医療
この記事へのコメント
これはうちの父母も異口同音に「恥を知れ」と憤慨していた不名誉な事実で、わが故郷の東京(の都心)でドクターヘリが一切着陸しないというのはまことに恥ずかしい限りですが、ここへ来て、高度成長期における、人口の首都圏一極集中のつけと、縦割りのつけがドッサリ回ったというのが正直な意見ですね。

それだけに、東京のこの「極悪な」救急体制を少しでも改善したいのであれば、表現が厳しくなってしまいますが、大公園(葛飾区の水元、渋谷区の代々木、三鷹市の井の頭など)の広場、ドーム型ではない競技場、ヘリポートを持った地上10階以上30階以下の中層ビルに、ドクターヘリ着陸の協力義務を課すより他ありません。
この「義務」がミソで、1人1人の人命を救うためには屋上へつながるエレベータ1台を「封鎖」して救命に供することも惜しんではならないのです。
また、この協力義務につきましては、怠ると罰則が科せられる、というようにせねばなりません。

何はともあれ、119番から治療開始までに47分もかかる事実は、現代人には相対的に「命は宝」という意識が欠落しているということの現れではないでしょうか?わたくしも含め、猛省の余地ありです。
Posted by ラクスの使い。 at 2010年06月25日 00:10
ラクスの使い。さん

コメントありがとうございます。

時間もさることながら、医者が出向くとか、救命士ができることを増やすなど、他にもできることがありそうです。
今回は、「ロンドンにできることが東京で一切できない」原因が、縦割り行政の弊害など、運用の問題も関係してそうなことがとくに問題と感じました。
Posted by miki at 2010年06月25日 06:14
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