2009年11月21日

ウィンドウズ7と姫路の意外な繋がり

日本写真印刷

先月ウィンドウズ7が発売されましたが、相変わらず勤務先も自宅も2世代前のバージョン(XP)を使っています。
さて、実は姫路とウィンドウズ7に意外な繋がりができそうだという話。

ウィンドウズ7 パソコン関連に追い風(asahi.com)
セブンの特徴はタッチパネルでの操作が可能なことです。パソコン用タッチパネルに強いワコムや、携帯向けタッチパネルトップの日本写真印刷なども、セブン特需の恩恵を受けそうです。
日本写真印刷、静電容量式モジュール供給などタッチパネル事業を強化(asahi.com)
日本写真印刷はタッチパネル事業を強化する。静電容量式タッチパネルをモジュールで供給するとともに、多点入力(マルチタッチ)可能な抵抗膜式タッチパネルを量産化する。同社のタッチパネル事業の売上高は2009年3月期に358億円と前年度比約2倍に成長。携帯電話やノートパソコン向けの需要拡大を見込み、数年内に売上高700億円規模と主力事業の産業資材部門と同等規模に育てる。
日本写真印刷というのは京都に本社を置く、老舗の中堅印刷会社。特殊な印刷事業の流れから、携帯向けタッチパネルのトップ企業になっているみたいです。

大手の大日本印刷凸版印刷もそうですが、印刷会社はIC部品と相性がいいというか相通ずるものがあるらしく、薄型テレビなどの電子機器を技術的に支えているのですね。

パナソニックの姫路進出に続いて大日本印刷も姫路進出を決めたのも、こうした背景があります。(参考 大日本印刷姫路進出、正式リリース

さて、この勢いのある日本写真印刷が姫路に進出です。

東芝、姫路の液晶パネル工場を日本写真印刷に貸与(NIKKEI NET)
東芝は20日、液晶パネル子会社の東芝モバイルディスプレイ(TMD)が、兵庫県姫路市に持つ生産工場をタッチパネル大手の日本写真印刷に貸与することで基本合意したと発表した。TMDは今年7月、同工場での年内の生産停止を決めており、効率的な利用方法を検討していた。
対象とするのは、12月末で液晶パネルの生産ラインを閉鎖するTMD生産子会社のティー・エフ・ピー・ディー(TFPD、姫路市)のクリーンルーム。12月末までに日本写真印刷と正式契約を結び、来年5月までに引き渡しを完了する予定。
凸版印刷も来るし、大日本印刷も来るしで、大変景気のいい話です。

ウインドウズ7とともに、姫路もタッチパネルの生産拠点として頑張らねば・・ということですね。

参考
土地・建物の賃貸借などに関する基本合意書締結のお知らせ(日本写真印刷)
子会社設立に関するお知らせ(日本写真印刷) - 設立の目的 当社の産業資材・電子事業における静電容量方式等のタッチパネルの将来的な事業拡大に備えた生産ラインの拡充のため(記事より)
液晶で明暗。東芝は姫路から撤退、ヘリオステクノは強化(372log@姫路)
日本写真印刷、姫路でタッチパネル製造へ(産経関西)

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Posted by miki at 00:00│Comments(0)IT
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