2008年12月13日

海外旅行大国・中国。親近感がある、行きたい国・ニッポン



中国で、海外旅行市場が急成長しています。

中国、「急成長を遂げる海外旅行市場」(CRI)
2007年に外国を訪ねる中国人観光客の数は延べ4000万人に達し、アジア太平洋地区において海外旅行者が最も多い国となっている。2008年その数は増える見込みで、2009年もこの勢いは変わらないだろう
中国では、高収入層ほど日本に対して、親近感を持ち、日本に来たいと考えています。

日本人への親近感「ある」33%、高収入層で50%に(サーチナ)
中国の一般消費者に、日本人全般に対する親近感を聞いてみたところ、「非常にある」と「ある」の合計が全体で33%
(中略)
収入別では、月収4000元未満では27%程度だったが、月収10000元以上では50%を超えており、収入が多ければ多いほど、日本人に対する親近感が高まっている傾向が読み取れる。
海外旅行先としての日本、「行きたい」が8割近くに(サーチナ)
中国の一般消費者に、海外旅行先としての日本について聞いてみたところ、全体の79.6%が「非常に行きたい」「行きたい」と答えていることが明らかになった。
一方で、日本から中国に出かける人も増えています。

HIS、年末年始(12月23日~1月4日出発)の海外旅行動向を発表(日経プレリリース)
中国に関しても、上海(前年同日比111%)、北京(同129%)を中心として、前年同日比119%と人気を集めています。
日本には、「中国人は反日教育を受けているから日本人が嫌いな人が多い」という人もいますが、高収入層を中心に、そうした人は減っている模様。中国が嫌いな日本人は、一度中国に出かけてみるのもいいかと思います。

P.S.

朝鮮日報が語る日本は面白いけど、人民網はそうでもなかった。しかし、最近は結構面白くなってきてるみたいです。日本在住・シンガポールの学者の新刊を紹介し、日本のメディアが学校の教科書以上に画一化しているという話題を載せています。

卓南生氏、民衆を「画一化」させる日本メディアの「画一性」(人民網日本語版)
こういった「画一的」特徴に、各大手新聞やテレビ局の無差別的な、情に訴える激しいまでの報道手法が加わり、日本国内がある時期にはある話題で持ち切りになるといった状況が繰り返される。
昔はNHKニュースとそれ以外の娯楽番組ってな感じで、そうでもなかったと思うのですが、最近はニュースネタで騒ぐ「報道風の」番組がずいぶん増えました。映像を使いまわしてコメントするだけだから、制作費が安くて済むのかもしれませんが、情報統制イメージの強い中国のメディアに「画一的」と言われると、アジアの中でも余程ひどいのかもなぁと思ってしまいます。
人民網の記事は、シンガポールの学者の説を紹介するという書き方なので、割と素直に受け入れられるのではないでしょうか。

人民網が見た日本の総理は・・

麻生首相の対中外交 戦略的位置づけがより明確に(人民網日本語版)
総合的に分析してみると、麻生氏の対中観には次のような特徴がある。
 (1)中日関係を非常に重視。両国の協力を強調。
 (2)中日友好は両国の共同利益を実現する手段で、両国関係を発展させる目標ではない。
 (3)中日関係の発展の基盤は共益と互恵で、各自の利益を損ねる問題が生じた際は率直に話し合う。
なかなか有能な総理に見えるのですが、いかがでしょう。日本のメディアも、揚げ足ばかり取るんじゃなくて、冷静に記事を書いて欲しいものです。

参考
中国人も安全な播磨産がお好き(372log@姫路)

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Posted by miki at 00:00│Comments(0)観光
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