2008年07月09日

吉と出るか凶と出るか。県民局再編を撤回

残ることになった西播磨県民局上郡町

財政が危機的状況の兵庫県ですが、県内に10ある県民局を5つに再編すると言っていたのを撤回して、10県民局を全部維持することにしたそうです。

10県民局体制を維持へ 地域事務所は再編 兵庫県(神戸新聞)
兵庫県は四日、県内にある十県民局を五県民局・一県民センター体制にするとした第一次新行革プランの再編計画を見直し、十県民局体制を維持する方針を固めた。廃止対象とされた県民局内の市町や住民からの反発に配慮した。
(中略)
市町をはじめ、地域団体や議会からも存続を希望する声が上がり、井戸敏三知事は「(再編計画は)袋だたきにあっている」などと語り、見直しを示唆していた。
「袋だたきにあっても知事は涙ながらに頑張りました」というのが、最近のはやりかな?と思っていたのですが、袋だたきにあったら元通りなんですね。ある意味わかりやすいのですが・・

外郭6団体削減など 県が新行革第2次素案(神戸新聞)
外郭団体では、行政と密接な関係を持つ四十四団体(廃止済みを含む)からカーネギーメロン大学日本校(神戸市)を運営するひょうご情報教育機構と県自治協会の二団体を廃止。
(中略)
県は「直ちに活用が見込めない土地」を、公社保有分も合わせ二千九百四十二ヘクタール(簿価計約二千億円)と初めて明示した。
兵庫県は山を切り開いたような役に立たない土地を金利払ってたくさん持ってるんですよね。発想が未だに高度経済成長の開発型のまま。
カーネギーメロン大学を三木市の山の中につくろうとしてみたり、たとえ山の中でも目玉があればそこを中心に街になっていくんだという発想は、理想主義的ですが、現実が全然ついていってません。せめて50万都市・姫路の駅前につくれよ。

参考
カーネギーメロン大日本校、県行革で存続の危機(神戸新聞) - 米国・ペンシルベニア州同大本校は、コンピューター科学分野などで全米大学院ランキング一位を誇る名門。県は〇五年、同大と一〇年三月末までの契約を結び、その後は契約を更新し、三木市内に恒久的な日本校を開設する構想もあった。専門的人材を育成する先駆的な試みとして産業界などから注目されたが、一年四カ月の履修期間で計約七百万円という高額の授業料や、講義がすべて英語というレベルの高さが壁となり、入学者数は低迷。二十数人程度の定員に対し、一-三期生は九人、八人、十人にとどまる。(記事より)
4年後には兵庫県も倒産か(ひめナビブログ) - この記事が出てから1年近く経ってます。財政再建団体入りまであと3年?
兵庫県、県民局の統廃合断念 行財政改革2次素案(NIKKEI NET)(08.07.10 追記)

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Posted by miki at 00:00│Comments(2)政治
この記事へのコメント
一貫性の無い政治はいやですね。
Posted by トロイの木馬の駆除方法 at 2008年07月22日 02:50
トロイの木馬の駆除方法 さん

コメントありがとうございます。
Posted by miki at 2008年07月22日 07:40
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