2008年06月10日

印刷会社が支える先端技術

液晶パネルの原理(Wikipedia)

松下が出資するIPSアルファテクノロジの液晶工場姫路進出に続き、大日本印刷が進出を決めましたが、液晶パネルの工場と印刷会社にどんな関係があるのでしょうか。

【印刷の現在 多角化に挑む】(5)液晶テレビ最重要技術(FujiSankei Business i.)
色の表現に最重要なカラーフィルターをを手がけているのが、大日本印刷(DNP)と凸版印刷だ。
(中略)
液晶分子の向きを操作し、光源から出た光の透過率を変えて映像を作り出す液晶ディスプレー。それだけではモノトーンにしかならないところを、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の3色に塗り分けられたフィルターを通すことでさまざまな色を作り出す。「精密な加工が必要。ここに印刷会社が持つエッチング技術やインキの塗布技術が必要とされた」(飯田本部長)という。
印刷技術は、何も紙という媒体だけを扱うものでなくて、電子媒体を扱う場合にも必要な技術なのですね。紙にしろディスプレイにしろ、人間が美しいと感じるモノの背景には長きにわたって培われた印刷の技術が必要。
古来からの技術であれ、最先端の技術であれ、人間との接点に関する技術は、そう変わるものではないということかもしれません。

参考
大日本印刷姫路進出、正式リリース(ひめナビブログ)

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Posted by miki at 00:00│Comments(0)IT
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