2012年10月31日

自己採点は30点。民主党マニフェスト

民主党マニフェスト2009

2009年のマニフェストに対する民主党の自己採点は、30点でした。

民主「マニフェスト実現は3割」 未達成は断念も検討(朝日新聞デジタル)
民主党政策調査会(細野豪志会長)が、2009年衆院選で掲げた166項目の政権公約(マニフェスト)の検証結果をまとめた。実現したのは約3割とし、残りの達成していない項目は断念も含めて検討。今後の扱いについては、11月中にも結論を出す。
166項目を「実現」「一部実施」「着手」「未着手」に4分類。「実現」は高校授業料無償化、農業の戸別所得補償制度、国会議員の世襲禁止など51項目を挙げた。「実現」以外は事実上、未達成を認めた形だ。
この結果について、ありそうな意見は以下の通り。

1 30点は妥当か。評価は甘くないか
  例えば野党は「何ひとつマニフェストを実行せず、マニフェストに
  なかった増税だけ決めた」という言い方をしている

2 結果が低すぎないか
  100点とは言わないが、70~80点ぐらいは国民は期待
  していたのではないか

3 なぜこうなったか
  1) 政権の経験がなく、よくわからなかった。目標も高すぎた
  2) 震災等非常時対応に追われて、マニフェストどころではなくなった
  3) もともと能力がなかったが議席を取ってしまった

民主党の立場にたったとして、次期選挙では、どうすれば逆風を緩和できるのでしょうか。

上記3の1)2)は、今後改善できることです。3)は無理だけど。

目標が高すぎたのは、政権の経験がなかったからとすれば、政権の経験ができた現在の民主党では問題ありません。
(第3極に対してはアドバンテージです)

非常時対応は、今後も大災害が予測されているため、言い訳ではなく、経験としてアピールしていけばいいのではないでしょうか。
(大規模原発事故対応は自民党でも未経験)

実力を、能力 + 経験 と考えるなら、いくら結果が30点であったとはいえ、民主党の実力は3年前に比べて上がっているはずです。

[3年前]
民主: 能力1 + 経験0 = 実力1
自民: 能力1 + 経験1 = 実力2

[現在]
民主: 能力1 + 経験1 = 実力2
自民: 能力1 + 経験1 = 実力2
第3極: 能力1 + 経験0 = 実力1

逆風だ追い風だという「だけ」で投票行動を変えるのではなく、自らの視点で考えたいものです。

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Posted by miki at 02:29│Comments(2)政治
この記事へのコメント
 現実の問題とマニフェストとの間にギャップが生じることは日常茶飯事で、外国の政党では政権を取った段階でマニフェストの内容を変えることもあります。前回の選挙で、民主党のマニフェストをじっくり読んで投票した人がどれだけいたかはわかりませんが、民主党自体がマニフェストにこだわりすぎましたね。
Posted by OSA at 2012年10月31日 22:55
独り言

民主党って、もともとそんなに人気があったとは思えないです。
小選挙区制になってから、自民党の醜態とともに現れた「政権交代」という虹のかけ橋にみんなが期待したんだと思う。

虹は淡くて、つかむことも渡ることもできません。無益です。

でも、虹は人の心を動かす。
グレーとか落ち着いた色の多い政治の世界にかかった虹のかけ橋はなおさら美しい。
(くどいようですが)決して渡れないけれど。
Posted by mikimiki at 2012年10月31日 23:31
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