2012年08月06日

世間は五輪。姫路では長野旗争奪剣道優勝大会


兵庫県立武道館・創志学園道場(姫路市西延末

故・長野充孝剣道範士は、姫路を拠点に播磨、但馬一帯の中学、警察等の師範を50年以上にわたって指導されました。教え子は1万人を超えるとか。
範士が亡くなられた昭和40年以降、毎年8月に剣道の大会「長野旗争奪剣道優勝大会」が実施されています。

写真は、昨日の48回大会の模様。

創志学園道場入口

グローリー道場(第一道場)のほうは入ったことがありましたが、創志学園道場(第二道場)のほうは今回が初めてです。思ったより広くて、今大会は、こちらが試合会場となりました。

剣道は素人で、勝ち負けの判定はほとんどわかりません。しかし見ていて気付いたことは、3人の審判の意見が分かれることが多いということです。

判定は審判の主観に頼る部分が多い。国際競技から見れば基準が不明瞭な競技ということになります。
しかしそもそも剣道は「武道」であり、「人間形成の道」なのであって、たとえば審判に不満を持つこと自体が人間形成の機会を逃していると考えるようです。

スポーツと武道について(たわけのたわごと)
確かに審判の判断が間違いだと思われることもある。
それでも、間違われるような行動をする者にも責任があると考えるべきである。
どの審判が見ても、1本に違いないという打ちをすること。
それが出来ていれば、そもそも審判への不満の原因は生じない。
もちろんスポーツにもスポーツマン精神があり、ルールを守ったとしても無気力試合は許されません。

ただ、五輪であまりにもメダルに拘るメディアの雰囲気を、武道にかかわるかたがたが毛嫌いする気持ちも理解する必要があると思います。

上川 2回戦敗退…男子柔道初の金ゼロ(デイリースポーツ online)
2012年8月3日、ニッポン柔道男子が崩壊した。
崩壊どころか、武道たる柔道が目を覚ますチャンスかもしれません。
オリンピック競技になり、かつ、メダルに拘りすぎる日本の姿勢そのものが武道たる柔道を崩壊させている現実を、これを機会に見つめ直すべきでしょう。

参考
「グローリー道場」と「創志学園道場」。県立武道館で命名権(372log@姫路)

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Posted by miki at 00:00│Comments(0)スポーツ
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