2009年08月18日
静かで排ガスを出さない、電気バスで行こう

乗用車の世界で電気自動車の発売が話題になっていますが、バスなどの業務用車両にも動きがあります。
電気自動車の推進役、次世代交通もバスで(Fuji Sankei Business i)
バスやタクシーに、電気自動車(EV)を活用する動きが広がっている。路線や営業エリアが決まっているバスやタクシーの場合、急速充電器の設置など、充電のインフラが比較的簡単に整うからだ。EV普及の推進役として、バスやタクシーへの期待が強まっている。もっとも、ローマなどヨーロッパの一部の都市では電気バスが既に走り回っています。
(中略)
電気バスは、三菱重工業も参入を決めている。電気バスは「次世代公共交通機関」の本命で、今年から電気バス用バッテリーの開発に着手し、バス会社への売り込みを図るなど、開発も本格化している。
イタリア地図 ローマ バス路線図2(travelplatz)
主動力が電気、排気ガスを出さない、またミニ・バス仕様であれば、市内中心部の小さな路地でもストレスなく運行ができます。中心部において、小さな街路路が多く、遺跡が多いローマ市は、ミニ・バス使用の利点を生かせる都市のひとつです。 環境問題の関心が高いヨーロッパでは、電気バス利用プロジェクトが立ち上がっており、路面電車路線を敷設できない地域(狭い路での運行)において活躍しています。通院にバスを利用するというのは、よくあるシーンですし、姫路でも新日鉄病院行のバスも走っています。
電気バスなら、たとえ病院の建物の中まで入っていっても静かだし、排気ガスも出しません。
同様に通園バスなども子どもに排気ガスを吸わせたくないというニーズにぴったりの気がします。
電気自動車研究室が、電動バス開発・普及に向けた産学官連携プロジェクトを開始(慶應義塾大学)
慶應義塾大学の電気自動車研究室(清水浩・環境情報学部教授)は、環境省の「産学官連携環境先端技術普及モデル策定事業」の採択を受け、神奈川県・いすゞ自動車等と協力し、これまでの研究成果を応用した電動バスの開発・普及に着手しました。個人的には、使い方が様々な一般乗用車は、当面ハイブリッド車。用途が限定できる業務用こそ電気自動車の普及が可能だと思っています。
(中略)
今後は2011年1月を目標に神奈川県全域で試作車による実証実験を行い、県民の方やバス事業者の評価を受け、有効な普及に向けた方策を検討していくこととなります。
電気自動車は、一旦、環境車であることを忘れ、静かだとか、内燃機関が不要とか、排気ガスが出ないという「メリット」から用途を特化した道具として見ると、意外と普及が早い気がします。
参考
電気自動車普及へ動き本格化 メーカー開発加速、一部発売も(47NEWS) - 地方での軽自動車所有(複数所有のうちの1台)やレンタカー以外の普及は当面難しいのでは?
東芝がLiイオン2次電池を提供,慶応大やいすゞ自動車などが電気バスを開発へ(ECO JAPAN)
じわり浸透。姫路製・電動スクーター(372log@姫路) - 新聞販売店で電動スクーターがじわり売れているという話題。

Posted by miki at 00:00│Comments(0)
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