2007年06月28日

今度は沈みません。世界初の浮体空港

今度は沈みません。世界初の浮体空港 関西国際空港

関空会社は2期ターミナルをメガフロート(浮体工法)で建設する意向を発表しました。

関空、国際貨物を重視 2期計画案 第2ターミナルは浮体式(産経関西)
1期島と2期島を結ぶ部分に建設する第2ターミナル本館や北側の連絡誘導路は、コスト削減や地盤沈下の影響を最小限に抑えるめ埋め立てず、浮体工法で建設するとした。浮体工法では巨大な金属製の箱を海上に浮かべ、その上に建物などを建設する。

羽田空港の拡張工事や普天間空港で検討されましたが、実績はまだありません。
wikipediaによる利点は、
用地が不要
水深や地盤に関係なく海域を利用可能
耐震性に優れている
工期が短い
移設が可能(将来、必要に応じて固定をはずし曳航移動させることはできる)
環境への影響が少ない(海流、水質汚染、設置工事に伴う環境への負荷等)
拡張が容易
形状変更が容易
内部空間が利用可能(例えば、駐車場、災害備蓄用スペース等として)
重量物設置が可能(追加補強工事が不要)

とのことで、関空会社にしてみればこれまでさんざん地盤沈下が指摘されたことに対する安心感(浮いてるので沈むことはない)とか、経営がうまく行かなくなったときに「移設が可能」というのに引かれているのかもしれません(笑)。

大阪湾の空域がいま以上に混雑し、問題になったらそのまま播磨灘に移設するというのも悪くないかもしれません。

参考
メガフロートの紹介(日本造船技術センター)

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Posted by miki at 07:15│Comments(0)航空
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