2009年02月22日

たかが社説。ブレて当然

J-CASTニュース

かんぽの宿売却問題で、新聞社がブレまくっているとの話題。

朝日社説と「週刊朝日」が対立? 「かんぽの宿売却」正しいのはどっち(J-CASTニュース)
日本郵政の保養・宿泊施設「かんぽの宿」がオリックスに売却されることについて、鳩山邦夫総務相は「納得がいかない」と「待った」をかけた。この行動に朝日新聞は「不当な政治介入」だとして社説で鳩山総務相を批判、売却を白紙に戻す根拠を示せ、と書いた。ほどなく発売された「週刊朝日」はこれとはまったく逆で、鳩山総務相の発言を支持するような内容だった。
竹中平蔵氏と日経新聞「かんぽの宿」の外堀が埋まりましたが(植草一秀の『知られざる真実』)
朝日新聞は当初、鳩山総務相批判のポジションを取ったが、事態の進展に応じて、論調を転換した。日経新聞産経新聞が当初のスタンスに固執している。
固執することで間違えることもあれば、流されることで間違えることもあります。社説であれ総理大臣であれ、必ず間違える。

総理大臣が間違えれば交替になるけど、新聞は間違えてもなかなか交替しないぶん、タチが悪いですよね。
しかも、大新聞は部数を伸ばすためなら戦争にも加担するのです。

新聞の戦争責任・・・付和雷同の精神は今も健在(噛み付き評論)
多数の新聞、とりわけ朝日、毎日の転換点は満州事変直後であることはほぼ一致した見方のようです。以後、新聞は国民を煽って軍国主義を定着させ、それに反論できないような風潮を作り出し、自らも抵抗できなくなったとされています。その後の戦争に対する「貢献」は加担というより共犯というのがふさわしく、軍と共に頭がおかしくなった感があります。
(中略)
大新聞が簡単に転向したのは経済的な利益が大きい理由であると言われています。軍を批判すれば在郷軍人会などの不買運動を招くのに対し、勇ましい記事を書けば部数を伸ばすことができます。事実、朝日・毎日はこのあと大きく部数を伸ばしました。
新聞の社説といっても、間違えることはあるし、一見するともっともらしく書いてあることで、かえって危険であるとも言えます。
(部数獲得に成功した)大新聞の社説など、話半分に聞いておかないと大変なことになりますね。

参考
社説ウオッチング:「かんぽの宿」売却 朝日、消えた総務相批判(毎日jp) - 最新の朝日の社説からは総務相への批判が消えた。代わって、入札に「謎めいた部分が出てきた」とし、入札への「疑念」や白紙撤回の経緯などについて「納得できる説明」を日本郵政と西川社長に求めた。(記事より)
社説1 「かんぽ」撤回が映す民営化後退を憂う(2/21) (NIKKEI NET) - 日経新聞の最新社説。「日本郵政は正当というなら情報開示に努めるべきで、白紙撤回は早すぎた。総務相も抽象的な批判でなく、調査を徹底して、誰もが納得する客観的な事実関係を示してほしい。」と、事実解明が進んでないのに契約を撤回するのは疑問だが、総務相は調査を徹底せよとのこと。
定額給付金の懐疑報道。背景とその深層心理(372log@姫路) - マスコミは今、ピンチに立たされています。もちろん経済不況もありますが、長期的に言ってもインターネットの普及で、高い購読料をわざわざ払って新聞を取る人が激減しています。(ブログより) ← 部数を守るために、社説や論調に影響が出る危険性が高まっていると見るべきでしょう。
鳩山邦夫は旧郵政官僚の操り人形ではないのか?――「かんぽの宿」売却問題の怪しい背景(Infoseek ニュース) - 鳩山大臣がかんぽの宿売却問題に何であんなに熱心なのかという疑問がありますが、どうなんでしょうか。

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