2009年01月26日

農林水産業の復活は、姫路から

全国有数の漁場・播磨灘坊勢島(姫路市)

1月18日のブログで、雇用過剰気味の今こそ就農を促進し、食糧自給率の向上に貢献できるのではないかと書いていましたが、姫路市長は同様の趣旨で農林水産業に目を向けるべきとおっしゃています。

新年にあたって(その2)(姫路市長の日々想)
日本は、もう一度、農林水産業に目を向け、振興に取り組むべきだと思います。農林水産業の企業化やブランド確立、新技術の開発、さらには遊休農地の活用などに対して、日本がこれまで培ってきた技術や知的資源を活かすべきではないでしょうか。雇用対策や地域の活性化、地球温暖化対策、また、食料不足の国々への国際協力にもつながることでしょうし、何より、食べること・働くことといった生活の基本が保障され、より豊かなクオリティ・オブ・ライフ(生活の質)が図られると思います。
姫路は県下一の漁業都市であり、日本一平均年齢が低い漁業組合のあるところです。

死んだ魚は食べません。漁業都市姫路(372log@姫路)
漁獲量県下一の漁業都市は、香美町でも淡路市でも明石市でもなく姫路(平成15年)です。(姫路市の水産業より)
妻鹿や網干にも漁港はありますが、家島(本島、坊勢島、西島、男鹿島)は全国有数の漁場です。
また、全国的に高齢化が進み後継者不足のイメージが強い漁業ですが、坊勢は日本一平均年齢が低い漁業の町。瀬戸内海で唯一、人口が増えている島です。
姫路の水産業に関して言えば、今更「復活」する必要は無いんじゃないかと思いますが、ブランド化とか国際化という点ではまだまだやることがあるように思います。播磨灘海洋資源開発プロジェクトとか、姫路市の政策プランに出てくると面白いですね。

農業、水産業は、ご当地グルメとの一体化や、観光との一体化も期待できます。例えば、相生名物の「ど根性大根」と、「姫路おでん」のコラボレーションが進められています。

「ど根性大根」入り「姫路おでん」今秋に登場(神戸新聞)
アスファルト路面を割って育ち、全国的に知られた相生市の「ど根性大根 大ちゃん」と、ショウガじょうゆで食べるご当地グルメ「姫路おでん」が手を結び、早ければ今年十一月ごろから、大ちゃん入り姫路おでんが登場する。
自動車関連など輸出企業を中心とした生産調整の一方で、農林水産業といった一次産業の資源を豊富に持つ姫路の底堅さも感じることができます。

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Posted by miki at 00:00│Comments(0)社会
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