2009年01月24日

播磨にも不況の波。雇用開拓に農業も

三菱電機姫路製作所(姫路市千代田町

播磨にも不況の波が押し寄せています。

播磨でも雇用不安 20社に301人が求職(神戸新聞)
景気後退が進み、製造業を中心とする播磨地域でも雇用情勢が悪化している。播磨全体の有効求人倍率は平均〇・九倍(昨年十一月)と、求職者数が企業の求人数を上回る状況が続いている。
姫路市に続き、姫路商工会議所も対策本部を設置しました。

姫路商工会議所:中小企業を迅速に支援 12事業、対策本部設置 /兵庫(毎日jp)
世界的に景気が悪化している中、姫路商工会議所(尾上壽男会頭)は22日、資金繰りなどに苦しむ中小企業を支援するために緊急経済対策本部を設置。(1)金融支援(2)経営支援(3)求人支援--を柱とした12事業から成る支援プログラムの実施に本格的に乗り出した。
さらに、自動車部品を世界中のメーカーに供給する三菱電機姫路製作所が休止日を拡大します。

三菱電機、休止日を拡大 受注減で自動車部品2工場(47NEWS)
エンジンの始動用電動機などを製造する姫路製作所(兵庫県姫路市)と、カーナビなどを手掛ける三田製作所(兵庫県三田市)。通常は生産ラインの操業日が週5日だったのを週4日に短縮する。
一方、不況を契機として農業に動きが。

農畜産で新規雇用52人 兵庫県が紹介窓口を設置(神戸新聞)
募集の内訳は、八農業法人がコメ、麦、大豆などの農作業で計二十四人、園芸の五団体が野菜や花の生産作業や販売などで計十一人、畜産の四団体が牛や鶏の飼育や搾乳作業などで計十七人。勤務地は播磨地方を中心に県内各地。
(中略)
県はこのほか、雇用の受け皿となりやすい企業の農業参入を促すためのセミナーを、二月十三日午後一時半から県立農林水産技術総合センター加西市)で開催する。
例えば建設業から農業への転換というのは、大いに期待できる分野で、石川県でも本格的な動きになっているようです。

異業種3社農業参入(YOMIURI ONLINE)
異業種の農業参入の動きは、建設業を中心に本格化しつつある。
(中略)
参入済みの企業5社のうち、建設業は3社を占める。輪島市の「上野組」は、伝統野菜の「細屋ごぼう」の復活とブランド化を目指し、かほく市の「麝香(じゃこう)重機建設」は緑化用のハイゴケやスナゴケを栽培している。上野組は型枠にショベルカーで土を入れてごぼうを栽培するなど、建設業ならではの“機械力”を生かしている。
播磨は日本有数の米どころで、農業が盛ん。大いに期待できる分野です。

一方、不況で近場の観光が大人気とか。

不況が追い風!はとバスツアーが「安・近・短」で大人気(ダイヤモンド・オンライン)
人気を支えているのは、地方からの観光客だけではない。利用者の4割が首都圏在住者だといい、リピーターも多いそうだ。住んでいても意外と知らない東京の姿を知りたいという熟年層と、近場で安く旅行気分を味わいたいという若者層のニーズをしっかりと取り込んでいるといえよう。
姫路だって近畿圏の人口集中地帯から手頃な距離にあるので、手軽な観光地として不況は大いなるチャンスと言えるでしょう。

製造現場は観光資源(YOMIURI ONLINE)
見どころは、姫路城だけではありません――。姫路市は、観光客を市内のものづくりの現場にも呼び込もうと22日、旅行会社の担当者らを対象にした見学ツアーを初めて催し、近畿や中国の観光関係者23人が、日本酒や鉄鋼といった地場産業の拠点を見て回った。姫路城の大修理を秋から始める市は多彩なメーカーを観光資源として全国にPRし、“お城頼み”からの脱却を目指したいとしている。
姫路にはたくさんの見所があることをもっとPRしたいですね。

参考
世界不況は食糧自給率向上のチャンスか(372log@姫路)

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Posted by miki at 00:00│Comments(0)社会
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