2009年01月18日

世界不況は食糧自給率向上のチャンスか

農村の宝庫・姫路

姫路でも、職と住宅を同時に失う人がいるようです。

求職者に市営住宅を準備 姫路・緊急経済対策(神戸新聞)
深刻な景気後退を受け、姫路市は十五日、緊急経済対策本部を設けた。解雇などで社宅からの退去を余儀なくされ、求職中の人らを対象に市営住宅六戸を準備するなど十四項目の緊急事業を推進する。
日本に住むところが無いわけではなくて、9軒に1軒は空き家(スマッチ!)です。市街地や住宅地の空き家は、将来地価が上がったら売ろうと思いながら、長期下落で売るに売れず放置。
一方、農村の空き家はそもそも買う人も借りる人もいないので、放置されたまま。元々が農業をやるために建てられた家なので、農業をする以外にそこに住もうと言う人がいないのでしょうね。

そこで、住むところと働き口をセットで用意できる「農業」という職業が見直されつつあるようです。

農業の担い手、希望者が急増 自治体などの相談会盛況(NIKKEI NET)
農林水産業への就業希望者が増えている。製造業を中心に人員削減が相次いでいるのを受け、地方自治体や関係団体による就業相談会が盛況だ。政府・与党内でも農業従事者の高齢化などを踏まえ、農林業を雇用の受け皿にする案が浮上している。求職者と仕事のマッチングが進めば、1次産業の基盤強化や将来の食料自給率向上に結びつく可能性もある。
姫路でも生涯現役の観点からひめじ帰農塾をやってますが、年代に関係なく農業就業者を増やす試みを行えばいいと思います。
食の安全や食糧自給率向上が求められ、しかも人材が豊富ないまの時期は、農業再生のチャンスになりうる気がします。

とくに雇用不安のある時は、自給自足できることの安心感は、なかなか魅力的ですね。

参考
定住者増へ「空き家バンク」制度創設…兵庫・南あわじ市(YOMIURI ONLINE)

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Posted by miki at 00:12│Comments(2)食べ物
この記事へのコメント
カローリベースなら39%と低い食糧自給率ですが、金額ベースだと6割超えてるそうです。農水省のマジック?危機感あおって予算もらう為?

そんな矛盾も孕んでますけど、やる気のある新規就農者が増えないと現存の30・40代の担い手農家はもう限界です。
最終的には大企業にもってかれちゃうんでしょうね~(涙)
Posted by コメットちゃんコメットちゃん at 2009年01月19日 10:41
コメットちゃん

コメントありがとうございます。

企業も自治体も一緒になって、農業を盛り上げたらどうかと思います。
新姫路駅ビルの屋上に農園造って、農業教室開いたら
だいぶイメージ変わるかも。
姫路の郊外で農園やるんじゃなくて、街のど真ん中の目立つところで。
Posted by miki at 2009年01月20日 01:57
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