2015年01月14日

先進国が製造業回帰

姫路市沿岸部

先進各国で、製造業に回帰する動きが加速しています。

先進各国、製造業に回帰-生産性向上・コスト減など官民連携(日刊工業新聞)
先進各国で製造業に回帰する動きが加速している。代表的な取り組みがドイツの提唱する「インダストリー4・0」。生産性向上やコスト低減などに官民が連携して取り組み、次世代のモノづくりを志向する。こうした動きは米国や英国にも波及し、国を挙げて製造業の復活を模索。
米英が調子がいいのを横目に、脱工業化を目指せとおっしゃってきた学者さんもいましたが、今後はどうなるでしょう。

「時代は“機電再融合”へ」日機連が賀詞交歓会を開く(製造現場ドットコム)
ドイツが国家戦略として推進する「インダストリー4.0」では標準化に向けた取り組みを中心にして自国に有利な展開を図ろうとする動きが如実に出てきており、米国もまたこれに対抗して官民挙げた動きを始めていると聞いている。これらの動きを総じて捉えれば、各国ともかつての製造業離れから転じて機電再融合とも言うべき形で製造業にリソースを集中させようという動きを顕在化させているということであり、また、政策的には、産業政策の復権とでも言うべき共通現象である。
日本のものづくりは今なお健在ですが、今後先進国間の競争も激化しそうです。

参考
なぜ日本経済の一人負けが続くのか(VIDEO NEWS) - 90年代以降、韓国、台湾、中国などの新興国が次々と工業化し、賃金の安いそれらの国と製造業で競争しても勝負にならないことは明らかだった。ちょうど日本から攻め込まれたアメリカが脱工業化を図ったのと同じように、そこで日本は脱工業化・産業構造の転換を図る必要があったが、日本は金融緩和、円安、緊縮財政で輸出依存型の製造業を保護する政策をとった。(中略)日本経済が復活するためには、真の産業構造改革が必要だが、それはまさにアメリカが経験したような、厳しい痛みを伴うと野口氏は言う。日本人が自らの手で痛みの伴う構造転換を図れないのなら、日本は一度廃虚にならなければ、新しいものは生まれない。(記事より)

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Posted by miki at 18:13│Comments(0)企業
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