2007年03月08日

薬学部人気に翳り?

姫路獨協大学姫路市上大野

来月、姫路獨協大学に6年制の薬学部が開設されますが、このたび薬学部棟が完成しました。

姫路独協大 薬学部棟が完成 総合大学へ態勢整う(神戸新聞)
薬学部は、医療薬学科のみで6年制。医療保健学部やグループの独協医大姫路市薬剤師会などとも連携し、薬剤師の育成に当たる。

播磨で初めての薬学部ということで、期待も大きいと思います。

ドラッグストアチェーンなどの求人意欲が旺盛なこともあり、引く手あまたの薬剤師ですが、一方で人気が頭打ちという情報もあります。

薬学部 空白県で学生争奪(YOMIURI ONLINE)
薬剤師の需要は近年、化粧品会社の開発熱やドラッグストアの出店ラッシュなどで増加。そんな中、薬学部新設が03年に規制緩和され、拍車をかけた。
一方、大学進学者そのものが減少する中、薬学部の多くは06年度から6年制に移行し、今後、志望者離れはさらに進むとみられる。授業料の負担増と就職後の処遇を見据え、特に女子が減っているとの指摘がある。薬剤師の需要も06~10年に頭打ちとなり、供給過多になるとの予測もある。

薬剤師は女性が多いのですが、昔なら嫁に行きそびれるという理由で4年制を嫌って短大に進学させた親御さんも多かったぐらいです。それが6年在籍しないと免許が取れないというのでは、いくら晩婚化が進んだ昨今とは言え、二の足を踏む人も増えるでしょう。
4年間→6年間で授業料が1.5倍になるけど、給料が1.5倍になるわけではないでしょうしね。

ワークブック 仕事のいま 28.薬剤師(神戸新聞)
薬局や病院などで働く薬剤師。薬を調剤し、間違いがないか確認する作業に加え、患者に薬効や服用の仕方を説明する。さまざまな薬剤の専門知識が必要なのはもちろんだが、人命や健康にかかわるだけに、重い責任を負う。

上の記事にあるように、責任感が強く、患者さんに気遣いできるかたに是非なってもらいたいですね。薬剤師が不足してるから有利とか、得とか、そういう気持ちでは無理じゃないでしょうか。

参考
姫路獨協大学に医療保健、薬学部新設(ひめナビブログ) - 播磨には薬学部がありませんでしたので期待したいところですが、薬剤師が、医学部と同じ6年もの長期間と費用をかけてまでなるほどメリットがある職業かという点で、慎重な意見もあるようです。(ブログより)

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Posted by miki at 19:11│Comments(0)学校
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