2013年02月19日

カラフルな次世代太陽電池、姫路で商用生産へ

色素増感太陽電池 EneLEAF(日本写真印刷)

4年前のブログ。

シリコンがいらない太陽電池(372log@姫路)
世の中にはシリコンが不要という太陽電池を考えた人もいます。スイスのグレッチェルさんは、色素が太陽光を吸収して電子を発散する性質を利用して発電する太陽電池を考えました。色素増感型とかグレッチェル型と言われるものです。
これはシリコンがいらない上に、例えば印刷をするように製造できるため、コストも安く柔軟性があると言われています。
昨年5月には、今年始めから商用生産との記事がありました。

日本写真印刷、来年から色素増感型太陽電池の商用生産を開始(日刊工業新聞)
日本写真印刷は2013年初めに色素増感型太陽電池(DSC)の商用生産を始める。12センチメートル角のサブモジュール換算で月産5000個を想定。投資額は未公表。
生産子会社のナイテック・プレシジョン・アンド・テクノロジーズ(兵庫県姫路市)姫路工場でセルからモジュールまで一貫製造する。次世代太陽電池のDSCを独立電源として製品化する予定。マーケティングを進め、販売量に一定のめどが立ったことを受け、供給体制を整える。
DSCの商用生産は国内初と見られる。
姫路に本社がある、ナイテック・プレシジョン・アンド・テクノロジーズは日本写真印刷の子会社。4月から加賀市のナイテック・プレシジョンも統合します。

参考
色素増感太陽電池を使った照明「AKARIE」を開発、販売開始(日本写真印刷) - 発電、蓄電、発光という3つの機能が組み込まれているため、設置する際にも電気工事が不要となります。また、EneLEAFの特長であるデザイン性のある豊かな色彩とシースルー素材を生かしており、点灯したLEDの光が製品表面の絵柄を幻想的に浮かび上がらせます。(記事より)
連結子会社間の合併(簡易合併)および特定子会社の異動に関するお知らせ(日本写真印刷)

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Posted by miki at 00:00│Comments(0)科学
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