2007年12月14日

世界初・播磨の新型路面電車。来春受注開始

世界初・播磨の新型路面電車。来春受注開始 SWIMO完成の記事川崎重工業

架線のない路面電車の受注が始まります。

次世代型路面電車「SWIMO」来春、受注開始…初の商用化(FujiSankei Business i.)
川崎重工業は12日、来春からニッケル水素電池で動く次世代型低床路面電車「SWIMO(スイモ)」の受注活動を始めることを明らかにした。先月試作モデルを公表したばかりだが、環境保全や都市の渋滞緩和などの観点から国内外で引き合いが急増しているという。
ニッケル水素電池を搭載した路面電車の商用化は世界で初めて。2010年度までに播磨工場兵庫県播磨町)に車両、ニッケル水素電池それぞれの製造設備を設け、量産に乗り出す考えだ。

路面電車は、地下鉄に比べると建設費は安いですが、バスに比べるとコストがかかります。バスは車両だけですが、路面電車は車両と線路、架線の3種類のコストと保守費用が必要になってきます。
路面電車にブームの兆しがありますが、バスに比べるとコストがかかるので、おいそれと導入するわけにはいかないのが実状でしょう。例えば脚光を浴びている富山ライトレールは、JRの廃線を利用しているもので、全くの新規路線ではありません。

それに、景観もよくないので、わざわざ架線をはりめぐらすのも賛否があるのではないでしょうか。住宅地でも電線を地中化しているところもあるくらいですからね。

ところがこのたび、播磨から、世界で初めての新しい路面電車が生まれます。バスに比べると線路の建設と保守は必要ですが、架線の建設と保守が不要な路面電車です。これなら従来の路面電車に比べてコスト面で有利になる可能性があるし、不細工な架線をはりめぐらす必要もありません。
姫路だったら、姫新線にそのまま走らせることもできるでしょう。

参考
電池式列車で行こう(ひめナビブログ)
無電柱化の推進国土交通省

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Posted by miki at 00:00│Comments(0)鉄道
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