2010年01月07日

私学が奨学金拡充、学費値下げ競争。国立より安くなる?

姫路獨協大学の特待生制度

大学が、奨学金や学費値下げを競い始めました。

学生確保は「お得」感で 大学が値下げアピール(神戸新聞)
深刻な経済不況の中、奨学金拡充や学費値下げをアピールする大学が目立っている。下宿サポート奨学金や4年間授業料免除、入学者全員に10万円支給などで、「進学を断念せざるをえない高校生もいる。需要は高い」と大学側。
成績によって授業料を免除するなどの給付型奨学金制度は、これまで家庭の事情で進学を諦めざるをえなかった方々には朗報と言えるでしょう。

地元の姫路獨協大学でも特待生制度を行っています。

特待生制度(姫路獨協大学)
対象となる入学試験において優秀な成績を収めた学生を特待生とし、入学年度の授業料を免除します。
特待生として入学した学生は、2年次生以降、学内成績に於いて基準を満たせば年間授業料の半額を免除します。
4年間特待生になれば、学部によっては国立大学よりも授業料が安くなるとか。

また、下宿などはお金がかかるので、地元志向も強くなっていて、各地から受験生を集めていた都会の大学は苦しいでしょうね。

参考
急がれる「給付型」奨学金の充実(MSN産経ニュース) - 日本の大学の授業料は近年、急激に上昇してきました。現在、4年制大学の平均授業料(年間)は、国立が53万5,800円、私立が83万4,751円。国立大学だけ見ると、この30年間で14倍も値上がりしています。(中略)日本ではこれまで、子どもの教育費は保護者が負担するのが当たり前という意識が強く、それが美徳とも思われていました。しかし、高校卒業者の2人に1人が大学に進学する時代には、返済の必要がない奨学金の充実が、急務となっているのではないでしょうか。(記事より)
大学受験事情。入学検定料1回分で5回受験も(372log@姫路) - これまで全国型の合格最低偏差値なるものが幅を効かしてきました。これは、「受験生全員が、自分が有する学力で最も入学困難な学校に入りたがる」ということを前提としたとき、最も役に立つ指標となります。経済学では「完全競争」などといって、現実にはあり得ない状態だとするのですが、元々受験でもこんなことはありえません。(ブログより)

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Posted by miki at 00:00│Comments(0)学校
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