2009年12月05日

関空会社を破綻させ、関空を国際ハブ空港に!

関西空港

経済アナリストの森永さんが、関空会社を破綻させ、関空を国際ハブ空港にしようと言っています。一体どういうこと?

前原大臣羽田を国際ハブ空港にと言っているが、
・羽田と成田を合わせても発着回数は来年、年間63万回にしか増えない。
・成田も羽田も、これ以上の拡張可能性は低い。
・世界に対抗するには年間100万回は欲しい。
そこで、24時間発着できる関空を加えて、ハブ機能化すべきと言うのです。

羽田、成田、関空でスクラムを組んで仁川空港に対抗せよ(SAFTY JAPAN)
一方で、関空の最大の難点として誰もが指摘するのは、着陸料がひどく高いということである。高い理由は、関空が株式会社だからである。企業だから建設費を回収しなければならないのだ。
(中略)
関西空港はロケーションの面でも、東日本から中国や台湾、香港に行く場合に、あまり無駄がないという利点がある。しかも、実際に利用してみると、関西空港の乗り換えは実によくできている。関西空港の悪口をいう人は多いが、こと空港の構造に関しては大変に優れていて、国際線・国内線の乗り継ぎもスムーズである。
日本航空の再生よりも、関西空港再生のほうが優先だとわたしは考える。
関西に住んでいると、関空で乗り換える機会に恵まれませんが、実は関空の施設は、日本一便利で世界有数の乗り換え空港なのです。

北海道や熊本にわざわざ造らなくても、乗換便利なハブ空港が、関西にすでにある。もっと関西は胸をはって世界にPRすればいいのです。

そして、関空最大の欠点が、離発着料金が高いこと。なんでかというと、株式会社が経営しているから建設費を回収する必要がある。だから、そんなもの破綻させてしまって、国が買えというのです。

経営形態の考えはいろいろあるでしょうが、成田や羽田ではまだまだ現実の航空需要に追いついていない点や、関空の実力の認識は私も同感です。関東に住んでいるかただからこそ見える視点は、関西に閉じこもって空港の潰しあいを論議している首長さんがたの参考にもなるのではないでしょうか。

参考
東京人ですが、関空、応援してもいいですか?(ハッピー・トラベルデイズ ) - 関空は、世界的にみてもとても利用しやすい国際空港です。国内線ターミナル、電車、エアポートホテルとも直結。わかりやすい動線と、移動のしやすさがあります。今年の「世界ベストエアポート」にも関空は6位にランクイン。海外からの訪日客の方にも、その使いやすさは好評です。(ブログより)

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Posted by miki at 00:00│Comments(0)航空
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