2007年07月30日

天文学と姫路経済

天文学と姫路経済 網干おやじ塾(姫路市網干区)

昨日の毎日小学生新聞に、網干おやじ塾の紹介が掲載されていました。
「あっ、『おやじの背中』や!」-。ロゴ入りTシャツも、最近、だいぶ子どもたちに知られてきました。
小学校の父親教室から生まれた「網干おやじ塾」は、おやじたちがまず自分で楽しむことをモットーにしています。なつかしのヒーローについて語り合ったり、そばを打ったり、地域の勉強をしたり……。

毎日小学生新聞には、地域欄がないので、姫路の記事を目にするのはこれが初めてでした。

ところで、昨日のTOP記事は、「銀河系の立体地図を作る」と題して、宇宙の三角測量の話題でした。
三角測量というのは、三角形の性質を利用して、遠くにあるものの距離を測る方法です。
「三角形abcがある時、bcの長さとbとcの角度がわかると、ab、bcの長さも分かる」のですが、a地点がとても遠いと、少し離れた場所で見ても、見える角度が変わりません。
それで、宇宙の三角測量では、「あるとき遠くの星が見える角度を測ったら、地球が太陽の反対側に来るまで、半年待つ」そうです。(すごいスケール!)
そして再び同じ星が見える角度を測って距離を求めるのですが、精密な地図を作るためには、星の位置を正確に観測できる電波望遠鏡が必要になります。

電波望遠鏡は、播磨佐用町西はりま天文台にもあって、その関係で、日本天文学会が姫路で開かれることもあります。

そして姫路に与える経済効果は、大阪教育大学のサイト(日本天文学会秋季年会@姫路)によれば、
でも,よくよく考えてみると,この日ぼくらのグループだけでも,優に10万円は呑んでいるから,学会全体では数百万単位で呑んでいるだろう.となると,数日間の学会が姫路市に与えた経済波及効果は,少なからぬものがあると思われる.

銀河系のかなたを研究するスケールで考えると、学会なんてどこで開くのも些細な違いしかありません。どうせなら今後も世界一酒のうまい姫路で開いてくださいね、学会のみなさん!

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Posted by miki at 00:00│Comments(0)科学
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