2019年11月09日

リニア開通以上のインパクト


榊原家ゆかりの3市長「人口減少への対応」について意見交わす(上越妙高タウン情報 ニュース)
「高校卒業者は1,700人弱。そのうち進学者が1,100人いて上越市を去る。いつかは地元に帰って頑張りたいという気持ちを作る教育をしている。愛着、誇りだけでは地元に残らない」
(中略)
館林市では特急電車を使えば、都内へ1時間15分ほどで行けることから、都内への通学費を最大1万円まで補助する制度を来年度からはじめる
姫路市はというと、「姫路城を活かし、外国人観光客の誘致を図っている」そうです。交流人口の増加は大事ですから。

上越市や館林市の取り組みも大いに参考にしたいところです。

姫路は館林と同様、(東京ではなく大阪ですが)都心に新快速で1時間ちょっと。なかなか微妙な位置にあります。
大阪の大学に進学すると、さじ加減ひとつで姫路との縁が深くなったり遠くなったりする。

あくまで一例ですが、
大阪大学に姫路の高校から進学した数人の学生に、通学か下宿かを尋ねたところ、全員が下宿でした。
岡山大学に姫路の高校から進学した数人の学生に、通学か下宿かを尋ねたところ、半分が新幹線通学でした。1年間は通学で2年から下宿という人もいました。

一方で、進学先が東京だと、姫路との微妙な関係が一気に変わる気がします。

進学に限らず、東京-姫路間は新幹線でたったの3時間とはいえ、費用がかかるので、そこまで気軽に行き来できません。

100円バスみたいな感じで、
姫路停車するのぞみの16号車だけ買い上げて「しろまる車両」と命名。姫路市在住の希望者に1000円(または格安)で東京-姫路間乗車できるチケットを配れば、姫路のロケーションイメージも一新します。
リニア新幹線ができるどころじゃないインパクト。

参考
公共交通が無料の国。ルクセンブルクの決断(372log@姫路)


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Posted by miki at 11:33Comments(0)鉄道