2018年12月12日

募集要項に明記すればOK

東京女子医大東京都新宿区

医学部入試で女性や浪人に不利な入試をしていたとして、謝罪する映像がテレビ画面に映されます。
よく見ると、合否基準を「募集要項に明記していない」ことが問題にされている場合がほとんどに思えます。

逆にいえば、募集要項に明記しさえすれば、いろんな合否基準を持たせることができる。
下記は、東京女子医大の募集要項(一般推薦)です。

一般推薦(東京女子医大医学部)
1. 募集人数(女子に限る)
 約20名
(中略)
6. 卒業生子女枠の対象者について(①および②を満たす者)
 ①上記出願資格を満たし3親等以内の親族に本学医学部
  卒業生または在学生がいる者
 ②一般社団法人至誠会(同窓会)からの推薦を受けた者
性別の指定であったり、親族の後輩や(高校ではなく)同窓会の推薦枠があったりしても、きちんと募集要項に明記していれば問題になっていません。

大学が取りたい人を取ること自体、まっとうなこと。
あくまで募集要項に明記されているか否かが、ポイント。明記さえしてあれば、受験生は大学を選ぶことができます。

参考
不適切入試、北陸出身を優遇…金沢医大(YOMIURI ONLINE) - 募集要項に明記せずに北陸3県の高校出身の受験生らを優遇するよう配点に差をつけていたと発表した。(記事より)
岩手医大、評価低い受験生を追加合格 編入試験も優遇(西日本新聞) - 歯学部出身者の優遇については「在学中の学習姿勢や地域医療への定着率を評価した。ただ、募集要項に明記していなかったのは真摯に受け止める」と説明。(記事より)
全国有数の医療過疎地・西播磨に25点、中播磨に10点加点(372log@姫路) - 兵庫県内の医師偏在是正は喫緊の課題なので、募集要項にも明記して公明正大に実施すべきもの。(ブログより)

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Posted by miki at 00:00Comments(0)学校