2017年03月20日

住みたい街にする方法

ポートランド米オレゴン州

全米で住みたい街ナンバーワン。それはニューヨークでもシアトルでもありません。
オレゴン州にある58万都市、ポートランド。

"米国一住みたい街"に日本人も注目する理由(東洋経済オンライン)
壮大な自然やアウトドアスポーツの宝庫であることに加え、米国の地方都市には珍しく、環境保護などの観点から、自動車より公共交通機関や自転車の利用が促進されることも特徴だ。
人気の理由の一つに「道路から公共交通へ」という政策転換があります。

「車優先」からいち早く転換した米大都市の今(東洋経済オンライン)
1970年代の市長選挙では都心への高速道路乗り入れが争点となり、反対派候補が当選。その予算を公共交通整備に使った。
(中略)
ポートランドではLRTやバスは道路交通とみなされるという。よって高速道路のための財源を公共交通整備に回すことができたそうだ。
(中略)
欧米の公共交通は黒字経営を目指すこと以上に、より良い公共サービスを提供することを重視している。
(中略)
なぜ日本の公共交通が民間企業的な運営を強いられているのか不思議に感じる。
日本では道路予算と公共交通予算が別枠になっています。
道路に限定された予算を、少しでも公共交通予算に回せば、住みたい街にすることができる。

われわれ市民にもできることはあると思いますが、一つは公共交通推進に熱心な議員に一票を投じることでしょう。

参考
365 Portland 今すぐポートランドに行く365の理由
世界一革新的な、姫路の姉妹都市(372log@姫路)
公共交通機関無料化(372log@姫路)
公共交通を民間に任せ切った国は日本だけ(372log@姫路)

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Posted by miki at 11:27Comments(1)交通社会