2017年03月14日

工場の改善実験で意外な結果

ハーバード・ビジネススクール米国・ボストン

成績のあがらない米国の工場で、ハーバード・ビジネススクールの教授陣が工場の経営者に改善を提案しました。

経営者の意志が働き方を変える 崇高な理念を政治家自身の言葉で語りかけよ 甲南大学教授・加護野忠男(産経ニュース)
この部門の3分の1の従業員だけに休憩を与えてみて、効果があれば部門全員に拡大したらよいというのが教授たちの答申だった。
休憩に効果があれば、3分の1の従業員の成績が上がるはずだというのが教授陣の読みだった。
ところが、教授陣の読みは見事に外れました。
休憩した3分の1だけじゃなくて、全員の成績が上がった。なぜか?

理由は、経営者が従業員の健康を考えてくれた温情に対し、休憩を与えられなかった残り3分の2の従業員の士気も上がったから。

ホーソン実験(Wikipedia)
研究の結果、「労働者の作業能率は、客観的な職場環境よりも職場における個人の人間関係や目標意識に左右されるのではないか」という仮説が導き出された。
働き方改革は、働く時間の長短もさることながら、置かれている人間関係や意識次第。

政治や行政の世界にも、経営学の感覚を! ですね。

参考
経営戦略概史(4)メイヨーと「人間関係論」(経営コンサルタントによる経営戦略と経営管理に効く経営管理会計) - メイヨーの「人間関係論」 ①ヒトは、感情的な存在 ②非公式組織がヒトを左右する ③職場での良好な人間関係こそが生産性のカギである(記事より)
内定者家庭訪問(372log@姫路)

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Posted by miki at 00:00Comments(0)政治