2016年05月13日

量より質? おしゃれに人口減少、少子高齢化



おしゃれな神戸。おしゃれな兵庫
しかし人は減り、子供はいなくなります。

忍び寄る〝自治体消滅〟 おしゃれな港町・神戸でも…「2025年問題」先送り(産経WEST)
久元喜造市長は「人口規模のみを追い求めるのではなく、街の総合力を高めるまちづくりを積極的に進めたい」と努めて冷静な見解を述べたが、関係者にとってはややショッキングなニュースだった。
(中略)
2010年と比較して若年女性が半分以下に減る市区町村を「将来的には消滅するおそれが高い」としたのだが、神戸市須磨区も含まれていた。
(中略)
同市(相生市)や宍粟市など西播の高齢化率は30・7%。内閣府発表の平成26年の都道府県別高齢化率でみると、西播を上回ったのは、秋田(32・6)▽高知(32・2)▽島根(31・8)山口(31・3)-だった。
兵庫県と言っても地域により状況はさまざまですが、大雑把にいえば
大阪の郊外化によって増えていた人口分が減り、元に戻っている。
関西が一極集中するなか、脇役の兵庫が弱っている。
そんな感じでしょうか。
西播の疲弊も中核都市・姫路市の力不足、能天気さの責任も大きい気がします。

神戸の大学生は就職で東京に行ってしまう、との分析がありますが、姫路など大学生自体少なく、(進学者は)高校卒業時に他所に行ってしまいます。
姫路にも大学はありますが、育てようという機運が弱いかもしれません。
姫路市は大学に土地を提供したら、それで終わりですか?

地元の公立高校だって、地域のためにどれだけのことができているのか。
結果だけを見れば、東京に行ってしまう生徒をせっせと教育。そして自分たちは「消滅都市」となるわけです。

おしゃれに紅茶飲むのも大事ですが、もう少し物事を深く考える、長期的な視野を持つ。
長い物に巻かれず、東京中心の画一的な視点だけでなく、多様な考え方を学ぶ。

兵庫県が消滅する前に、(私も含めて)県民に望まれることは、たくさんある気がします。

参考
兵庫県の大学。今年の志願状況(372log@姫路) - 兵庫県の大学志願者が減っている気がします。(ブログより)
姫路市が全国ワースト10入り(372log@姫路) - 全国有数の転出超過という危機感が、市民にあるのかどうか疑問。 世間では(一部の人かもしれませんが)姫路市のことを「負け組」と判定しています。(ブログより)
子育て世代も大阪へ? 全国2位、逃げられる兵庫県(372log@姫路)
人口が増えている市、減っている市(372log@姫路)
グローバル茨城。内向きの兵庫(372log@姫路) - 茨城空港の開港時にマスコミに散々叩かれていた時、ここのブログは好意的に評価してくれたことを覚えています。工業生産高も8位で数年で千葉県埼玉県は抜くでしょう。その上は兵庫県。抜けるよう頑張ります。来年は国内最大級のLNGタンク(川重製)が完成、サハリンと海底パイプラインを検討、19年には核融合発電稼働を目指しています。(ブログへのコメント)
「構造的脱出志向」から「積極的地元志向」への転換(372log@姫路)

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Posted by miki at 22:16Comments(2)社会