2015年09月08日

自衛隊は、みゆき通りの爆弾テロを防げない

姫路みゆき通り(姫路市)

安保法制が成立間近。その意義を、元航空幕僚長の田母神さんが教えてくれます。

安保法制の成立を願う(田母神俊雄公式ブログ・志は高く、熱く燃える)
安倍総理国防軍構想を唱えている。憲法を改正し自衛隊を明確に軍として位置付けるというものだ。
(中略)
しかし憲法改正までは相当の時間がかかるので、その間安保法制を準備して少しでも自衛隊がいろいろなことに対処できるようにしようとするのが、今回の安保法制なのである。
(中略)
集団的自衛権が行使できないのも、永世中立を目指すと言っているスイスのような国を除けば、我が国だけである。しかし自衛隊が海外に派遣され諸外国の軍と共同で行動するようになると、集団的自衛権が行使できないのは派遣される自衛隊にとって大変に困ることなのだ。自衛隊の立場は「俺がやられたときは助けてくれ、しかしお前がやられたときは俺は助けることが出来ないから逃げる」ということだ。こんな非道徳的なことを誇りある日本国が自衛隊に命じている。おかしなことだ。
ふむふむ。やはり、自衛隊のことは元自衛隊のかたに聞くとわかりやすい。
違う意見もあります。

泥 憲和 - 街頭にて突然飛び入りでマイクを貸してもらいました(facebook)
集団的自衛権に反対なので、その話をします。
私は元自衛官で、防空ミサイル部隊に所属していました。
(中略)
集団的自衛権は他人の喧嘩を買いに行くことです。
他人の喧嘩を買いに行ったら、逆恨みされますよね。
当然ですよ。
だから、アメリカと一緒に戦争した国は、かたっぱしからテロに遭ってるじゃないですか。
イギリスも、スペインも、ドイツも、フランスも、みんなテロ事件が起きて市民が何人も殺害されてるじゃないですか。
みなさん、軍隊はテロを防げないんです。
世界最強の米軍が、テロを防げないんですよ。
自衛隊が海外の戦争に参加して、日本がテロに狙われたらどうしますか。
みゆき通りで爆弾テロがおきたらどうします。
自衛隊はテロから市民を守れないんです。
集団的自衛権を行使できるようになっても、アメリカと一緒に行動しなければテロに遭いませんが、アメリカから協力要請があって断わる日本国のイメージを誰も持っていません。んなことありえない。

だから田母神さんに、「スイスと日本以外の国軍は、集団的自衛権を行使できる」と言われても、米国と一心同体で事実上(自動的に)テロの標的になってしまう日本に住んでると、かなりの恐怖を感じてしまいます。

P.S.
ところで泥さんは、なんでみゆき通りでテロが起きるという例えを出したかというと・・
姫路のかた(出身&在住)だからです。

参考
兵庫)安保法案「強行採決認めない」 神戸で集会(朝日新聞デジタル) - 姫路市出身の元自衛官、泥憲和(どろ・のりかず)さん(61)が登壇し、「自衛隊が戦うには大義と名誉が必要。アメリカや外国のために戦うのにそれがあるのか」と指摘。「反対の声が多い中、危険な任務を強制されるとなれば、疑問に思う自衛官も多いだろう」と話した。(記事より)
安倍首相から「日本」を取り戻せ! ! - 「国民の中には自衛隊に反対し、その存在を認めない意見もある。しかし一朝事あらば、諸君はそういう意見を述べる国民をも、命をかけて守るのが使命である。諸君の任務は、国民がわれわれを否定することもできる、自由な社会を防衛することである。ゆえに、われわれの任務は重く、崇高なのである」(中略)一国民としては、自衛隊は常に国民とともにあって欲しい。自由の守り手であってほしい。縁もゆかりもない外国で大義の定かならぬ戦いを繰り広げ、あまたの人を傷つけ、自分も傷つく、そんな自衛隊であってほしくありません。(法学館憲法研究所の紹介サイトより引用)

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Posted by miki at 21:07Comments(0)政治