2015年03月28日

地方創成交通事業者

北近畿タンゴ鉄道

公共交通のみで暮らせる街作り。京都丹後鉄道(現:北近畿タンゴ鉄道)沿線がとんでもないことになるかもしれません。

“火中の栗拾い”に立ち向かう――WILLER TRAINSの「京都丹後鉄道」に期待 (4/5)(Business Media 誠)
WILLER ALLIANCEは3つの柱を掲げている。「公共交通のみで暮らせる仕組みを作る」「若い人が働く場所を作る」「交通や街作りを教育する場所にする」
いまどき地方で公共交通のみで暮らせるというのは夢に近い。
まして京都府北部のかなり田舎。

本気でそんなこと考えているんだろうか?
「若い人が働く場所を作る」って、一交通事業者が若者が働く場所を自ら作るって?

創業期、阪急電鉄宝塚歌劇団を作って乗客を沿線に誘致しましたが、大都市近隣という立地あってのこと。
まったくの地方に若者の働く場所をつくるというのは、さらに上回る概念。

“火中の栗拾い”に立ち向かう――WILLER TRAINSの「京都丹後鉄道」に期待 (5/5)(Business Media 誠)
企業誘致から始め、若者にUターン、Iターンを促す。そのためにはWILLER ALLIANCEの事業部門のうち、大都市になくても成立するカスタマーサービス部門、運行管理部門、オンライン予約システム部門を、京都丹後鉄道沿線に移転させることも検討しているとのことだ。
一民間企業が、地方に若者をUターンさせるため、自社の事業機能を移管し、企業誘致もするって?
若者を地域に招く手段として「教育事業」を手掛ける。京都丹後鉄道を鉄道実務教育の実践の場とし、WILLER EXPRESS JAPANをバス事業実務教育の場とする。
(中略)
京都丹後鉄道沿線地域を「交通・地域再生大学」にする構想だ。
阪急電鉄はかつて自社の沿線に土地を用意し、乗客を増やすために学園を誘致しました。
京都丹後鉄道(=ウイラー)は沿線そのものを交通・地域再生の大学にするといいます。すごい。
しかしほんまかいな?

地方創成を事業にする、交通事業者の登場。なんだか、わくわくします。

参考
地方鉄道が生まれ変わる? 京都丹後鉄道が来月開業(372log@姫路)

← 1日1回クリックして頂けるとRankが上がります
  

Posted by miki at 01:24Comments(0)企業