2015年03月17日

「実は私、凄いんです」

山陽電鉄5000系

北陸新幹線長野から金沢まで延伸しました。新幹線E7系カッコいいですね。

新幹線車両の進化支える アルミダブルスキン構造 「第4世代技術」惜しみなく(日刊産業新聞)
世界屈指の高速鉄道である新幹線のボディーには、アルミニウムが用いられている。
(中略)
アルミ車両の歴史は、1962年に山陽電鉄がアルミ合金を車両構体に採用したことから始まる。
北陸新幹線に採用されているアルミ車両を、地元の山陽電鉄(山電)はすでに53年前から採用しています。

山陽電鉄の車両は、実は鉄道史にも残るような凄い車両。BSでも取り上げられました。

第46回「山陽電車2000系2012編成 ~日本発の軽量アルミ車体を造れ~」(BSフジ)
アルミ合金車体はその車両数こそ全体の割合からすると多いとはいえないが、車体の軽量化とその形成のしやすさから新幹線をはじめ多くの高速特急車両にはなくてはならない素材となっている。
アルミ車両だけではありません。

山陽電気鉄道の旧型電車(wikipedia)
1949年に導入された800形(820番台)は、日本で戦後初めて新造された転換クロスシート電車
(中略)
本格的なアルミ合金製車体の日本初採用(1962年)、250形281への富士電機電機子チョッパ制御器の搭載、また3050系後期グループ(3066以降)では大型アルミ型材の自動溶接による低コストなアルミ車建造手法の確立、と失敗に終わったものも含め、企業規模からは想像もつかないほどの多彩な技術がここを揺籃としている。
山陽電鉄がなかったら、日本の鉄道技術がここまで進歩したかはわかりません。

山陽電鉄の電車が走っているのを見かけたら、よく耳を傾けてみてください。
「実は私、凄いんです」と囁きながら走っています。(きっと)

← 1日1回クリックして頂けるとRankが上がります
  

Posted by miki at 00:00Comments(0)鉄道