2014年08月23日

アメリカが車社会になった理由

JR姫新線

アメリカはヨーロッパや日本の都会に比べると、車社会。
しかし異変が・・

米国で進む「クルマから公共交通機関へのシフト」(WIRED)
公共交通機関の利用者増加の傾向は、ほぼ20年間続いている。
(中略)
公共交通機関の増加現象が、「自動車よりも地下鉄のほうが便利な大都市」だけでなく、地方の中小規模の都市でも見られる
(中略)
「地域社会のリーダーたちは、公共交通機関への投資が、地域の成長と経済の再活性化を促進することを理解している」
路面電車(LRT)も続々増えているといいます。

米で路面電車続々 車社会に変化、環境で評価(MSN産経フォト)
LRTは徐々に利用者を獲得。昨年の年間累計利用者数は約5億1800万人で、10年間で64%伸びた。
そもそも米国が極端な車社会になった理由の1つが、政府が公共交通機関に補助を行わなかったこと。

アメリカが車社会化した9つの理由(アメリカ/米国不動産投資日記)
米政府は公共交通機関への補助をほとんど行わず、過去に存在した私鉄や私バス等は1950年代には、ほとんどが潰れて消えてしまった。
つまり、公的機関が支援を行わなければ、公共交通機関は潰れてしまいます。
いまアメリカが公共交通に大きく舵を切っているのは、過去の過ちを是正しているともいえます。

民間に任せて支援をしなければ、公共交通機関はなくなってしまう。
米国の反省を日本の地域社会のリーダーが、如何に真摯に受け止めることができるか、問われています。

参考
公共交通を民間に任せ切った国は日本だけ(372log@姫路) - 道路を造り、マイカーを増やす政策を採れば、顧客の半分以上がマイカーに移転し、公共交通は経営できなくなるだろうという帰結を知っていた。(引用記事より)

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Posted by miki at 01:45Comments(4)交通