2014年02月12日

わかってないな、グーグル

播磨福崎町

必死さの度合いがわかってないな、と思います。

大阪走れ 自動運転車…大阪市が実験誘致へ(YOMIURI ONLINE)
大阪市によると、グーグル側は、将来的に自動運転車を高齢者や障害者らの移動手段として使う事業を模索しているといい、高齢化が進む日本は魅力的なマーケットの一つとされる。
日本が高齢化で魅力的というのは、そうでしょうが、大阪でやるのは疑問。

65歳以上 4割が「車を運転」 高齢者2000人調査 兵庫(MSN産経ニュース)
外出時の交通手段は、「車」が40・0%と最も多く、次に「徒歩」が25・8%と続く。「家族などによる送迎」は11・0%、「公共交通機関」は5・1%と低い割合で、高齢者が自分で移動をしていることがわかる。
今や交通事故者の半分は高齢者。とくに事故の多い丹波、福崎、淡路で調べたら、主な移動手段の4割が「車の運転」だったといいます。

大阪市は地下鉄もバスも頻繁に走り回っているので、代替手段がありますが、兵庫県全体を見れば、「車の運転をやめることが移動をやめるに等しい」という過酷な地域もあります。

病院に必ずしもバスで行くことができるとはかぎらない地域。そういう必死な地域でこそ、自動運転の意味合いは大きい。

グーグルも、もっと事態が深刻な地域と組んだほうが、物事がはかどると思います。
わかっているけど手を挙げたのが大阪市で、兵庫県が寝ていただけということかもしれませんが。

参考
日産と神奈川県、自動運転技術搭載車両の高速道路での実証実験をさがみ縦貫道路で開始(レスポンス)
2020年代、自動車技術は地方都市を変えるかも(372log@姫路) - 自動車がなくてはならない地方都市の日常生活。 交通弱者にとっては住みにくい。今後、ドライバーの高齢化が進めば移動などの自由が奪われ、社会の機能が崩壊する危険がはらみます。(ブログより)

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Posted by miki at 00:00Comments(0)クルマ