2013年07月29日

高校野球だけではない。姫路 vs 西脇

官兵衛の里・黒田(播磨西脇市「官兵衛の里」推進協議会

いまから10年前、NHKの大河ドラマで「武蔵 MUSASHI」が放映されました。武蔵は市川海老蔵、お通は米倉涼子

当時、大原町(現:美作市)が武蔵の生誕地だと言う説と、播磨生誕地説で、観光目的のバトルがありました。

--「武蔵」ブームの裏--生誕地争い…岡山vs兵庫夕刊フジ特捜班「追跡」)
関係者の鼻息が荒いのは、智頭急行線に「宮本武蔵駅」がある岡山県大原町。
同町が生誕地とされるようになったのは、明治41年、熊本の「武蔵顕彰会」による調査で宮本村(現・大原町)が生誕地と確認されて以来。同町産業振興課は「古事帳や家系図などによって確認された」と話す。
また、大河ドラマの原作になった吉川英治小説『宮本武蔵』も大原町を生誕地としている。
一方、「小説武蔵はフィクションで、史実によれば武蔵は播磨の生まれだ」と、巻き返しに必死なのは兵庫県勢だ。
根拠は、武蔵が自著『五輪書』で「生国播磨の武士新免武蔵藤原玄信」と記していることだ。
(中略)
有力なのは同県高砂市を生誕地とする説。
(中略)
同県太子町を生誕地とする説もある。
来年の大河、軍師官兵衛に関しても、官兵衛生誕地について諸説あります。

官兵衛は小寺家養子? 「家譜」定説覆す史料(YOMIURI ONLINE)
未公開資料「丙午録(へいごろく)」に、豊臣秀吉の軍師・黒田官兵衛(1546~1604)が定説とされる播磨の姫路城主小寺職隆(もとたか)の実子ではなく、養子であるとする記述があることを、小野市立好古館が明らかにした。
かねてから姫路(城)誕生説と西脇(黒田庄)誕生説があった官兵衛ですが、今回の資料の公開で、西脇誕生説が有力になるのか、はたまた人口が多くて声の大きい姫路誕生説がゆるがないのか・・。

夏の高校野球兵庫大会決勝戦は、東洋大姫路 vs 西脇工でしたが、官兵衛生誕地 姫路 vs 西脇の戦いは、これからますます本格化しそう(?)

いずれにしろ、「今、播磨が熱い」(ということで、お開きにしましょう)

参考
宮本武蔵・伊織の里(播磨・高砂市)
宮本公園(播磨・太子町)
「官兵衛は黒田庄町生まれ」 姫路の研究家が新説講演(神戸新聞NEXT)

← 1日1回クリックして頂けるとRankが上がります
  

Posted by miki at 00:00Comments(2)歴史