2013年06月03日

関西にも交通系ICカードの夜明け?

KIPS ICOCA(近鉄)

消費税の転嫁に関連し、首都圏は交通運賃が1円刻みになる可能性があるのに対し、関西は10円刻みのままになりそうです。

「1円刻み運賃」に温度差 首都圏と他地域、IC普及で不公平感も(SankeiBiz)
首都圏ではJR東日本などがIC乗車券に限った導入に前向きなのに対し、他の地域は消極姿勢が目立つ。首都圏のIC利用率が突出して高く、券売機の切符と運賃に差が生じても、利用者の不満が少ないとみられることが温度差につながっている。
背景には、ICカード利用率の差(首都圏は8割超、関西は定期外で3~4割)があるようです。

首都圏は前払いのICカードが基本ですが、関西はJR等一部を除いて、各社がクレジット式(審査型)ICカードにしたことが普及を妨げた一因ではないかと思います。

神姫バスは当初から前払い式ICカード(NicoPa)を発行していましたが、最近は、近鉄京阪もJRの前払い式カード(ICOCA)を自社路線で売っています。とくに近鉄は、JRとのコラボカード(KIPS ICOCA)も販売するなど本格的。

阪急阪神南海山陽などもこの流れに乗ってくれれば、関西にも本格的な交通系ICカード時代がやってくるでしょう。

参考
PiTaPaエリアでも、増える「前払い式」交通系ICカード(372log@姫路)
神姫バスだけが前払いにする理由(372log@姫路)

← 1日1回クリックして頂けるとRankが上がります  

Posted by miki at 00:00Comments(2)交通